2006/10/19(木)23:07
日米野球辞退者続出について
11月2日から始まる「イオン日米野球2006」の出場選手としてファン投票で選出された日本代表選手に辞退者が続出し、監督を務めるイーグルス・野村監督も相当お怒りのようです。
野村監督苦言 「自己中心」…日米野球の辞退者続出(10月16日、スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20061016-OHT1T00060.htm
ノムさん、新庄の日米野球辞退に激怒!カッコばかりつけるな(10月19日、サンケイスポーツ)
http://sports.yahoo.co.jp/hl?c=sports&d=20061019&a=20061019-00000011-sanspo-spo
初の全日本監督を務めることになった野村監督が入れ込んでいるのは理解できます。世間の皆さんも、選ばれたら出場すべきとの考えが支配的であることがyahoo!投票からも伺えます。
しかし、この件に関しては辞退する選手に同情的な立場です。
プロ野球選手会はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の創設を受け、従来の日米野球は今後廃止すべきとの考えをプロ野球機構側に提示しています。
私は、この考えに賛成です。オールジャパンのチームが日の丸を背負って戦う真剣勝負を見せられた今、旧来の顔見せ興行的な日米野球に何を期待するのでしょう。少なくとも私はもはや魅力を感じませんし、ファン投票で選出されたとはいえ、出場辞退を決め込む選手がいたところで、不思議とは思えません。
主役は選手ですから、選手が出たいと思える環境を整えるのが機構側の役割ではないでしょうか。
翻って、WBC出場選手選考時に、ドラゴンズの選手に辞退者が多かったのは返す返す残念でなりません。かろうじて、福留選手と谷繁選手が補充で選ばれて、それなりの役割を果たしてくれたので良かったですが、進んで出場してくれてのリーグ優勝ならば、もっと喜びは大きかったと思います。
と、ここで止めるとWBC絶賛論だけで終わってしまいますので、もうすこし考えを書いておきます。もちろん、今のWBCは運営上に多大な問題点があります。MLBの独善性はホント腹立たしい限りですが、WBCが創設された意義は極めて大きいと思います。課題を整理して、第2回開催に向け改善を図っていってもらいたいと思います。