ヴェネツィア

ヴェネツィア Venedig ヴェネツィア Venedig

鐘楼からの眺め


  2002年8月31日、ミュンヘン発の日帰りバス旅行で、ヴェネツィアへ行ってきました。
 このバスは、ミュンヘンの観光バス会社のツアーで、乗客はみんなドイツ人。
 (怪しい中国人ふとっちょ親子3人と、イタリア人カップルもいたが・・・)
 おまけになんと、今回の運転手は英語がしゃべれずドイツ語のみ!
 そりゃー、もう想像以上に大変でした。

  土曜日の朝、6時半にミュンヘン市内のバス乗り場に集合。ほぼ定刻通りに出発。
 そこまではよかったのですが、8月のイタリアは噂に違わず、大・渋・滞!!!
 なんと、その結果、ヴェネツィア到着が午後3時過ぎ!!!
 
  しかも、正確にはそこはまだ、ヴェネツィアじゃない。。。。というのは、
 私たちがバスを下ろされたのは、ヴェネツィアの対岸とでもいえばいいでしょうか。
 そこから更に船で島に向かう場所だったのです。。。。。

 バスの運ちゃんは、『シェーネン アーベント♪』(よい夜を♪)と言っていた。
 そう、まさしくこりゃ、夜だよ!!!日帰り観光だというのに。トホホ。

  対岸から  ←船から見たヴェネツィア


  船を待つこと20分以上、やっとやっと、ヴェネツィアに上陸です!
 8月だから、まだまだ日が長い。4時に到着しても、またあと3時間は明るいはず。
 ヴェネツィア2度目の旦那ちゃんにくっついて、次々と観光名所をめぐりました。

 車が一切走れないヴェネツィアでは、運河が道路の役目を果たしている。
 もっとも便利な移動手段は、”ヴァポレット”と呼ばれる水上バス。
 個人で貸切となる水上タクシーや、きれいな装飾がされたゴンドラなどもある。
 ”トラゲット”は、大運河の端のないところで対岸に行く時に利用する渡し舟。
 料金は40セントで、立ったまま乗る。これは結構ゆれるので、スリルがある。

  観光用ゴンドラ→ ゴンドラ

 最初に、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ教会をみてから、早速ヴェネツィア観光の中心、
【サン・マルコ広場】へ向かいました。
あのナポレオンが”世界でもっとも美しい空間”と賞した広場です。
ちょうど日が西に傾きかけた頃だったので、広場の東側に面する、サン・マルコ寺院が、
黄金色に眩くかがやいていて、それはもう感動的でした。

  サン・マルコ寺院  ←サン・マルコ寺院

 広場の中にある、鐘楼は、上部が展望台になっています。
一人6ユーロで、ちょっと高めでしたが、すごく青い空、迷わずのぼることにしました。

 その選択が大正解。展望台からは、すばらしいパノラマが!
複雑に入り組んだ路地や水路にかかる橋。教会や寺院。港の船。海に浮かぶ島々。
それまで、バスの到着時間が遅かったせいで、ちょっと虫の居所が悪かった私も、
すっかり上機嫌になりました♪

  鐘楼からの眺望→ 鐘楼からの眺め

 たくさんある、ヴェネツィアンガラスのお店などを見ながら、街散策です。
本当に迷子になりそうな狭い路地。でもなんか別世界でワクワクします。
地図にはないような、市がたっている小さな広場があったり、教会があったり。
 
 そして、運河にかかるヴェネツィアのシンボル、大理石の【リアルト橋】に到着。
川沿いには、レストランや土産物店がたくさん並んでいます。
私は、ガラス製のスプーンレストを5つおそろいで買いました♪

    リアルト橋 ←リアルト橋

 さらにまた狭い路地を右に左に迷いつつ、サンタ・ルチア駅方面に向かいます。
駅前からは、ヴァポレット(水上バス)に乗ることにしました。
船内では運河沿いの見所を紹介する放送が流れています。
人気観光地の夏ですから、当然のごとく船は込んでいましたが、
デッキに立って風に吹かれていると、とても気持ちよく幸せな気分になりました。

 暗くなってくると、やっぱりお腹がすいてくる。
せっかくイタリアに来たんだから、美味しいものを食べなくちゃ!!!
レストランは、運河沿いのリアルト橋が見える、もちろんイタリアンのお店。
赤ワインで乾杯して、もちろん私は、イカ墨パスタ。
なんてやわらかくて美味しいカラマリ!ああぁ~、イタリアっていいなぁ。。。
また、美味しいもの食べに、イタリアに来ようね・・・。

 ゆっくりと食事をして、散歩をしながらバスのある対岸に行く船着場へ向かいます。
夜のヴェネツィアも、なかなかロマンティック!
小さな運河にかかる橋の上では、カップルが語り合っていたり。
人通りも、多からず少なからず、意外なほど安全にお散歩できました。
ああ、ドイツに帰りたくないよー、と思いながら船に乗りバスへ。

 ヴェネツィアからの帰りのバスは、いたって順調。
途中休憩を2回して、ミュンヘンに早朝5時半ごろに、無事到着しました。

 今回は渋滞にあって大変だったけど、やっぱりこの価格は、魅力的!
がんばって、激安ドイツ語のみのバスツアーに、また行くぞ~。
報告、お楽しみに。。。。
              
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