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それはなぜか。
数学についていえば、ゲーデルの不完全性定理というものによって「数学が不完全であることが数学によって証明されている」そうです。 不完全性定理については以下のページを参考にしましたが、それによると不完全性定理は数学のみならず、全ての論理体系に適用され、次のような結論が導かれるそうです。 http://www.h5.dion.ne.jp/~terun/doc/fukanzen.html 「どんな理論体系にも、証明不可能な命題(パラドックス)が必ず存在する。それは、その理論体系に矛盾がないことをその理論体系の中で決して証明できないということであり、つまり、おのれ自身で完結する理論体系は構造的にありえない。」と。 このことから、私たちの論理思考が宇宙の真理を矛盾なく解き明かす理論体系を構築する日は永遠に来ないわけです。 次に、物理学や化学についても、かつては素粒子という究極の粒があって、それらが集まって物質が構成されていると思われていました。しかし、量子力学というものの登場でその辺の認識はすっかり変わってしまいました。 すべての物質は確固としてそこに存在しているわけではなく、観測していない時には、波のような状態で確率的にその辺りに存在しているそうです。それが、観測することによって粒子として、存在場所が確定するそうです。 これは必ずしもミクロの世界の事象ではありません。「シュレディンガーの猫」という思考実験によると、ミクロの事象を猫の生死に直結させる実験装置を考えることにより、生きている猫と死んでいる猫が重なって存在するという不思議な結果となります。 シュレディンガーという人はこの実験を通して、だから量子力学は間違っているのだと主張したそうですが、私はこのことが観測という意識の働きが現実を創っていることを示しているとも考えられると思っています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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