風呂に入らない引きこもってしばらくすると、お風呂に入らなくなることが多い。周りは汚いから入るように勧めるが、本人は至って平気だ。 エネルギーが枯渇してきているともいえるが、それよりも何もしたくないのだ。 それほど、自分の想いとは裏腹な生き方をしてきた。 周囲に合わせて生きてきた。 自分の気持ちを無視し、そのことに疲れてしまっている姿でもある。 とにかく今は、何もしないことでリセットしようとしている時期である。 リセットできなければ、いつまでも動こうとしないだろう。 「~ねばならない」「~すべき」に抵抗している姿でもある。 今までは動かされてきた、これからは自分で動きたいんだとのメッセージともいえる。 ただ、本人にも自覚されていない場合が多い。 なぜか分からないけど、とにかく入りたくないとしか言えない場合が多い。 「入りたくないから入らない」とは、非常に主体的な行動であるとも言えるだろう。 表面の行動だけに振り回されずに、見守ること。 それは、つい言いたくなる自分の姿を知ることにも繋がることでもあるのだから。 |