カテゴリ:本・漫画
おととい購入した小説、読了!
やー、面白かったです。 タイトルは『シュレディンガーのチョコパフェ』 SF短編集です。 版元は早川書房 そこのハヤカワ文庫JA 作者は山本弘(敬称略) 表題作は、オタクにとってわかりすぎる小ネタ満載で何度頷いたことか。 個人的に、「あずまきよひこと島本和彦が存在しない世界なんて、俺は認めんぞ!」 のセリフがツボでした。 それと、『世界』が壊れた後の世界で、ガチャガチャが一気にコンプリート出来て 「気に入った!気に入ったぞこの世界!」 とか。 ……いや、気持ちはわかるけど。いいのかよ、それで!という気持ちも正直なところ。 ストーリーは、どう解説したらよいものやら。 オタクのカップルがおりました。 大変仲睦まじい二人でしたが、ある日、男の方の友人(科学者)がこの世界を破壊しようとしているのを、知りました。 どうやって、世界を破壊しようとしているのかうまく説明できない、ということは、私も小説中の理論をちゃんと理解していない、てことなんでしょうが。 『シュレディンガーの猫』で説明されることが多い不確定性原理の矛盾を説明できる理論があって…てところから?。 その他に気に入った小説は『メデューサの呪文』 たった八行の詩のせいで、人類が滅びかけるという壮大な与太話(誉めてます)。 言語兵器という発想も。 それらを操る術にたけた地球外生命体とか(可愛くはない)。 なにもかも、ツボでした。 自分が教えられたら、どうなんだろう、とちょっと思ったり。 異色なのは『奥歯のスイッチを入れろ』 タイトルで私は、「サイボーグ009」を思い出しましたよ。 その連想の通り、加速装置を持ったサイボーグの話。 ひたっすら、加速装置をつけたサイボーグの構造や、加速中の効果や描写に力を入れた作品。 印象的なのは、「加速装置を付けたサイボーグ」を作り上げた博士達が、マッドサイエンティストではないこと。 いい人達なんだ、これが。 「他人とのコミュニケーションがある限り、人は人でいられる」の持論のもと、主人公に人間の顔をつけてくれるし。 そんな感じで、短編が7編。 ……自堕落挙句に、本読んでちゃ、だめなんですけどねー? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009.05.22 00:05:43
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