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― 虚 室 生 白 ―

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February 22, 2008
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テーマ:徒然日記(24506)
カテゴリ:

無理だとわかっていた。

だって確実にこわれているんだもの。

でも、なんとなく電池を入れてみた。


すると、

10代前半に使っていた時計が

なぜか突然、うごきだした。


電池を入れても途中で止まるか

或いは動いていてもズレていく

使いものにならなかった時計。


数日前に入れたのに、

正常に動いている。

アラームまで鳴るよ。


まるで、スイッチの入った

わたしの小さな背中を、

押してくれているかのよう。


目をつぶった―


むかしを思い出した。

ただ一つのことだけに無我夢中だった

純粋無垢な 澄んだ眼をした

じぶんの姿を。


汚れた翼のようなものが、

いまの私には映っている。

「無」だったあの頃のじぶんが、

がんばれって言っている。


一 歩 ず つ ・・

Gradually take on a realizable shape.





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Last updated  February 22, 2008 07:29:01 PM
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