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― 虚 室 生 白 ―

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September 25, 2008
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13の私は、ピアニストになりたかった。

16の私は、オリンピック選手になりたかった。

18の私は、とりあえずレベルの高い大学へ行きたかった。

22の私は、高知名度の会社で安定した生活を求めた。

25の私は、男性に負けない仕事をして実績を創りたかった。


ピアノを究め、音楽の世界へ進むと信じてきた自分は、

12から始めた新体操にのめり込み、全国制覇を志す。

そして、オリンピックを夢みた。

その夢は大学受験期まで続いたが、先のことを考え方向転換した。

理由は簡単。新体操を究めても、60まで出来るはずがないから。

学歴=就職=収入=安定=保証という暗黙なる現実を知ったから。


人は誰しも、小さな心で計り知れない大きな夢を抱く。

何の不安も疑いもなく、ただただ純粋に。

例えば、内閣総理大臣になるんだって思った人もいるはず。


けれど、

人は世の中に自分を置く時間の割合により、

自らの可能性を狭めていくのかも知れない。


小さい頃に抱いた夢や希望は

いつの間にか、

すがたかたちを変え、

自分を安全圏に置きたがるようになる。


いえ、すべての人がそうではない。

現実を知ってもなお、立ち向かう、

夢を諦めない勇者もいる。


しかしそれには条件がある。

それは 「 時間 」 。

そして 「 極限にある命 」 。


人 生 に 往 復 切 符 は な い 。


前首相ではないけれど、

人はおのずと自らを客観的に捉えるようになる、と思う。

そこから生まれてしまう惰性や諦めは、

影の部分として光の部分をしめつける。

そして、

自らの可能性を破壊しはじめる。


地球の中の

日本という国の

自分を取り巻く環境の中の

ちっぽけな自分。


夢を語り合った頃の自分がいて

いろんな世界に触れてきた自分がいて

それらに揉まれながら自らをそこに置いてみる自分がいて

歩く歩度を変えながらそれでも挫けない自分がいて

昨日の自分がいて。


そして今、

瞬間瞬間を刻んできた結果的事実

その自分がここに在る。

そんな現実。


すべては時間とともに、

すべては極限にある命。

なぜ 「極限」 なのか。

それはまた明日書きたい。


なんかうまく言えないけれど、

苦しみを通過しているときほど

向き合いたくなる。

書きたくなる。

無性に。





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Last updated  September 26, 2008 05:55:15 PM
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