テーマ:徒然なるままに(1487)
カテゴリ:点
二兎を追うものは一兎をも得ず これまでの私は、まさにその象徴だった。 一度に多くを望みすぎてしまい、 結局なにも得られなかった。 あらゆることに焦りを感じて、 これでいいのだと思えない日々。 精神的にも、身体的にも、 詰まっている部分があった。 そんなどうしょうもない自分が、 たまらなくイヤだった。 ![]() でも、ある時から、 何かが変わりはじめた。 * 常に意識を、 今、ここに置く。 目覚めた意識を育むために 「間」を、置く。 その「空間」において 内省し、 気づき、 その結果が、 変化として現れる。 密接にシンクロする 脳 と 体 、 心 と 体 。 わたしはいつの間にか その静かな「間」に魅了され、 自分の根本にある意識の流れを 究極的に思いやるようになった。 やさしく、 柔らかく。 すると 今まで目に見えなかった万物とのつながりを 感じるようになった。 わたし これでいいんだよって 思えてきた。 ![]() 今の私には、 ガンバルとか、 アキラメナイとか、 やるしかないとか、 そういう感覚はなくなった。 在るのは とても静かな空間と 感謝の念。 目を瞑り 静かに自分と向き合えば 必ず見えてくるものがあって。 それは、 今までの歯を食いしばって生きてきた自分では なかった。 * 夏の終わり、 わたしの中のある有機分子が 化学反応を起こした。 分子と分子が 細胞と細胞が 組織と組織が 器官と器官が 化学物質を使って対話をしはじめた。 そして 奇跡の日々を懸命に生きて、 今、わたしのお腹に新たな生命として 成長し続けている。 欲しかった、 わたしの赤ちゃんが、 わたしの中に、 在 る 。 ![]() 過去も 現実も 未来にも、 懸命に生きている証があって、 それぞれに「今、ここ」があって。 それらの点と点は、 やはり、 一本の線でつながっている。 どんなに他の点とつながりたくって もがき続けても、 つながらないものもある。 つながりには、 それなりの 順序があるのかも知れない。 つながりには、 つながるだけの己の姿勢が 必要なのかも知れない。 わたしは この尊い命を つないで生きたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 25, 2011 08:50:24 PM
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