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― 虚 室 生 白 ―

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March 31, 2011
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結局、わたしは敗者だ。

どんなにたくさんのコトバを並べてみても、

わたしは司法試験に落ちた、脱落組。

このことは、事実として

書き留めておかなければならない。



でも、追いかけていた日々を

無駄だったとは思っていない。

魂を尖がらせて時間と闘った、

目標を持って生きてきた自分があったからこそ、

気づけたこと、

得られたこと、

変われたことがあったから。



*



わたしは、

夢を失うと、生きている気がしない。

何かに向かっていないとダメなんだ。

夢、イコール、目標。

目標、イコール、日々の自分だから。



でも、気づいていたことがひとつある。

本当に好きなこと、

心から欲するもの、

込み上げてくる感覚を。



それを、

ずっと自分の中であたためては、

違う空間に置き去りにしていた。

今こそ、

そのものと向き合う時が訪れたのかも知れない。



*



そこに在る意識を

今、ここに

置 く 。



心と体が

シンクロする。

根本にある意識の流れを

撮 る 。



あらためて

自らに問う。

それは、好きか?




感 じ る 。




そうしないと、生きていられない。

それが、体の一部。

そのくらい、

心トラワレル感覚は、

あるか?



*



本当にやりたい。

心の底からそう思える

生涯のシゴト。

それをまっとうするために

自らを磨くという、

本当の意味での目標。

究極的な存在。



それはとても身近にあって

本来の自分が大好きな世界で

小さい頃から触れてきた

大切なものだった。



しかし、

限界まで追いかけてきたソノモノこそが

自分の生きる道だと信じて、

それを実らせるために、

引き出そうとする欲望を

抑制していたのかも知れない。



*



息が詰まるような日常から目覚め、

静かな暮らしをしていると、

体が、勝手に、思い出す。



日々の静かな「間」が、

置き去りにしていた記憶に

彩をつけてくれはじめる。



涙がこぼれる。

これだったんだと感じる。

横に置いてきたソノモノを、

目の前に置き直す。

われに、返る。




静 か に 置 き な お す 。




わが子のため、

人のために生きたいと思った自分が、

初めて感じた、

希 望 。



なるように、生きる。

なるように、生きたい。

そのものが、生きる道となる。



もう、焦らない。

がんばりすぎない。

でも、あきらめない。

そのものが、自分だから。







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Last updated  May 2, 2011 09:04:55 PM
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