テーマ:徒然なるままに(1487)
カテゴリ:道
結局、わたしは敗者だ。 どんなにたくさんのコトバを並べてみても、 わたしは司法試験に落ちた、脱落組。 このことは、事実として 書き留めておかなければならない。 でも、追いかけていた日々を 無駄だったとは思っていない。 魂を尖がらせて時間と闘った、 目標を持って生きてきた自分があったからこそ、 気づけたこと、 得られたこと、 変われたことがあったから。 * わたしは、 夢を失うと、生きている気がしない。 何かに向かっていないとダメなんだ。 夢、イコール、目標。 目標、イコール、日々の自分だから。 でも、気づいていたことがひとつある。 本当に好きなこと、 心から欲するもの、 込み上げてくる感覚を。 それを、 ずっと自分の中であたためては、 違う空間に置き去りにしていた。 今こそ、 そのものと向き合う時が訪れたのかも知れない。 * そこに在る意識を 今、ここに 置 く 。 心と体が シンクロする。 根本にある意識の流れを 撮 る 。 あらためて 自らに問う。 それは、好きか? ![]() そうしないと、生きていられない。 それが、体の一部。 そのくらい、 心トラワレル感覚は、 あるか? * 本当にやりたい。 心の底からそう思える 生涯のシゴト。 それをまっとうするために 自らを磨くという、 本当の意味での目標。 究極的な存在。 それはとても身近にあって 本来の自分が大好きな世界で 小さい頃から触れてきた 大切なものだった。 しかし、 限界まで追いかけてきたソノモノこそが 自分の生きる道だと信じて、 それを実らせるために、 引き出そうとする欲望を 抑制していたのかも知れない。 * 息が詰まるような日常から目覚め、 静かな暮らしをしていると、 体が、勝手に、思い出す。 日々の静かな「間」が、 置き去りにしていた記憶に 彩をつけてくれはじめる。 涙がこぼれる。 これだったんだと感じる。 横に置いてきたソノモノを、 目の前に置き直す。 われに、返る。 ![]() わが子のため、 人のために生きたいと思った自分が、 初めて感じた、 希 望 。 なるように、生きる。 なるように、生きたい。 そのものが、生きる道となる。 もう、焦らない。 がんばりすぎない。 でも、あきらめない。 そのものが、自分だから。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 2, 2011 09:04:55 PM
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