物語の途中
耳を澄ませば聞こえる風になびく木々の葉音幾つもの生きゆく姿うぐいすがホーホケキョと鳴く口笛で真似てみる彼らには とうてい敵わないいま この地球上ではそれぞれの生命体が循環しているからこそわれわれの生が成りたつ破壊しているのは紛れもないこの私たち人間もはやとどまることを忘れてしまったのか融けあう空間たまにはこうして自然の声を聞こう空を見あげる五感に触れる静かに受け入れる天と地のむこうにつながるもうひとつの自分を感じるすると自分の身の上のクヨクヨが馬鹿らしくなるゆったり生きることは生半可に生きることとはちがう縄で縛りもしないのに結び目はほどけない微妙柔軟な光を感受して内側を照らすこといまはまだ物語の途中欲ばらないで歩きつづけるJust leave everything to take its natural course, then things will improve.