妻の不倫

　　　　　　　　　　携　帯　電　話　履　歴　2

　妻の携帯はロックが掛かっており先日は確認できなかった。

思い当たるパスワードを入力したが、いづれもはねられてしまった。

　最近は辛い日々が続いて食欲も落ちていたが、無理して口の中に押し込んで食事している状

態だ。　夫婦がお互いの愛情を確かめる術はSEXだけではないが、SEXは夫婦を続けていく上で

大変重要だと私は思う。　最近の妻は私が誘っても何かと理由をつけ拒否するようになった。

　おしゃれにも変化が数週間前からあった。　見慣れない洋服が増えたり、化粧品も高額な品が

多くなっていた。　以前、妻の浮気を疑う前だが化粧品が増えたことで冷やかしだ事があった。

私「色んな化粧品が増えたね」

妻「奥さんがきれいになるの嬉しいでしょう・?」

私「そりゃ・嬉しいけど」

こんな会話をしたことを覚えている。髪型も変わった　私がロングヘアが好きなのでロングにしてい

たが、ある日バッサリとショートにしてきた。妻いわく「ロングは手入れが大変」との事。

　GPSロガーに変化が見られない日が数日続いた。

　明日は月曜日妻の車がホテル街に移動した月曜日だ。

友人B君から電話が鳴った。

B君「明日月曜日だな・・休み取れたから尾行するぞ」

　　　　　Bは探偵気取りの口調で少しムカッと来たが

私「ありがとう、頼む」

　　妻の車のナンバーと車種・色を伝え太極拳教室が午後１時に終わるのでその時間で・・と告げ

ると　「一日休みを取ったから自宅を出る時から尾行する、双眼鏡も準備した。」　

　ますます、探偵気取りだ。

私「すまん、じゃ頼むよ」

B君「任せておけ・・携帯で連絡いれるから・」　と電話が切れた。

　複雑な心境だった、浮気の証拠を掴みたい思う気持ちと、どうか明日は教室から真っ直ぐ帰宅し

てほしいできれば外出もしないでもらいたい　ふたつの思いが交錯していた。

　翌朝、GPSロガーをセットし落ち着かない時間を過ごしていた。胸が張り裂けそうで苦しく怒りと

それでも妻を信じたい気持ちが入り混じっていて自宅にいるのが苦痛であった。

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　今日妻が見知らぬ男に身を任せ裸体をさらし艶めかしく腰を振り抱かれている姿を想像してしま

うと涙が溢れ出てきた。

　午前11時B君から電話　「今自宅前に到着・・奥さんの車は車庫の中」

私「お前ウキウキしているな・?　楽しんでいるだろう。」

B君「人聞きの悪い・・少しだけな・・」
　　　　　B君らしかった、彼の精一杯のジョークのつもりだったのだろう。

ここからはB君の報告・・　　　

　午後11時20分
　　　「自宅車庫から車が出た、服装は軽装だが大きなバッグを持っている。」

　午後11時53分
　　　「カルチャーセンターの駐車場到着、そのまま建物の中に入った。」

　　　「時間を見て私も建物の中に入ります。」
　　　　　　　妻に見つかってしまうだろう・・・
　　　　　　
　午後12時
　　　「教室が始まったようだ、このまま様子を見る」

　午後1時5分
　　　「教室が終わった、受講生がそれぞれ帰宅のため駐車場に向かった」

　午後1時15分
　　　「奥さんが車の中で電話している・・お前にかかってきたか・?」
　　　　　間抜けなB君　いまお前と通話中だろう・・

　午後1時20分
　　　「奥さんが車から出て別の車に乗ったぞ・・!ナンバーは・・・」

私「写真を撮ってくれ。」

　午後1時30分
　　　　「車が移動する様子なし・・このまま見張る。」

　午後2時05分
　　　　「奥さんが車に戻り駐車場からでる。」

私「男は乗っていないのか・・・?」

B君「一人だ・・」　「自宅方向へ向かっている」

　午後2時49分
　　　　「自宅到着したぞ・・どうするこのまま見張っておくか・・?」

私「いゃ・・もういい・」

B君「しかし、これから外出するかもしれないぞ・・」

私「何か理由をつけて妻に電話をいれてみるよ」

B君「そうか解った。」

　B君との通話の後、妻の携帯に電話を入れた　体調が悪いので帰宅し少し横になる。・・と

　帰宅すると妻はシャワーを浴びた後だったようで髪が濡れていた。

妻「具合はどう・・?」

私「少し休めば大丈夫だから・・」　妻の顔を見ることが出来なかった。

　　他の車で誰と会ってどんな話をしたんだ・お前はいったい何をしているんだ。・と妻の顔を見ると

鬼の形相で問い詰めそうで妻の顔を見ることが出来なかった。