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そういちの平庵∞ceeport∞

そういちの平庵∞ceeport∞

あしあと

ある夜、わたしは夢を見た。

わたしは、主とともに、なぎさを歩いていた。
暗い夜空に、これまでのわたしの人生が映し出された。
どの光景にも砂の上にふたりのあしあとが残されていた。
一つはわたしのあしあと、もう一つは主のあしあとであった。

これまでの人生の最後の光景が映し出されたとき、
わたしは、砂の上のあしあとに目を留めた。
そこには一つのあしあとしかなかった。
わたしの人生でいちばんつらく、悲しい時だった。
このことがいつもわたしの心を乱していたので、
わたしはその悩みについて主にお尋ねした。

「主よ。わたしがあなたに従おうと決心したとき、
あなたは、すべての道で、わたしとともに歩み、
わたしを語り合ってくださると約束されました。
それなのに、わたしの人生のいちばんつらい時、
ひとりのあしあとしかなかったのです。
いちばんあなたを必要をしたときに、
あなたが、なぜ、わたしを捨てられたのか、わたしにはわかりません。」

主は、ささやかれた。
「わたしの大切な子よ。わたしは、あなたを愛している。
あなたを決して捨てたりはしない。ましてや、苦しみや試みの時に。
あしあとがひとつだったとき、わたしはあなたを背負って歩いていた。」

この文句が印刷してある色紙を随分昔に職場に通所してるメンバーから貰った
前の家ではずっと玄関に飾っていた
荷物を整理してたら出てきた
この色紙を僕にくれた彼女自身が父親から虐待を受け
母親となって我が子を虐待し
僕が関わった人達の中でもかなり難しい人だった
彼女の娘が小学校2年だというのに夜の九時頃
あいの里から1時間半かけ我が家に来るのだ
家に居たくない・・・押入れでも良いから居させて
フェレットが羨ましい・・・私も大切にされたい
1週間くらい我が家に寝泊りさせたこともあった
今では皆そこそこ落ち着き
彼女自身も自助グループを立ちあげ
仲間の手助けをしてる
僕の仕事はそんな仕事だ
この後、仕事と自宅を完全に分離させた
いのちの電話経由や保健センンター経由からも電話がきたり
自宅の電話番号も変えた
今は仕事は仕事と半分は割りきる
丁度この頃だ
マックやサマリヤにダルクの職員が何故潰れたり
死んで行くか?
使い捨ての紙切れのように
共依存の恐ろしさが見えてきたのだ・・・逆恨みだ
自分をまともだと信じる怯えた人達とどう関わるか?って事
そしてのほほん工房の運営方針も固まった
そして「のほほん1・2」や「ハッピーライフ」が生まれた
僕自身の勲章だと思う


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