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そういちの平庵∞ceeport∞

そういちの平庵∞ceeport∞

弱肉強食

小規模通所授産施設運営費を一施設当たり,1100万円を1050万円に削減するとのことだ。
加えて、小規模作業所国庫補助対象箇所数も一割削減となる。
精神障害者作業所に関しては、平成14年度880箇所、平成15年度792箇所、平成16年度712箇所と対象箇所数の削減を一方的に進めている。

但し、平成15年度については、精神障害者作業所への配分方法は、一作業所補助金額を110万円を99万円に下げて、平成14年度箇所数を維持する奇策を全国配分委員会が実施した。そしてそれを厚労省が容認したのが実体だ。


老人福祉もそうだし医療も福祉ほどでは無いがジリ貧
だけど作業所の実体もまあそんなに良い作業所も多くない
一千万と言えばまあ役所の部課長クラスの年収くらい
のほほん工房は札幌市の単費助成で888万
2年連続18万減額
この位なら、まあ僕個人他の仕事でで稼げる額だ

そもそも福祉も医療も当事者抜きで利害で動いてきた
ここにきて漸く当事者も政策検討委員会に顔出したりする
だけど結局行政、医療、福祉、家族、当事者の順番で決まる
ま、差別だ
差別してるならしてると言えば良い
税金を納めてる奴優先なんだと
だから納税額の多い企業優先に進めると
これがこの国の実体だ

行政の文法は巧みで言い逃れは天才的だ
しかし事は簡単では無い
僕がこの業界を10年以上見てきて
医療、福祉、どれをとってもプロと言えるような人は少ない
ま、誰にでもやれそうな気もする
当事者に至っては親、医療、福祉の籠の中でブロイラー状態か
対立、分裂、孤立と自我や感情に振り回されこれまた病状そのものの状態
まともな運動ひとつ出来ない
人間関係の障害ある事と社会音痴に自我肥大これらの要因も大きい
大局を見て判断しまとめる人材が要る
結局どれをとっても一番大切なものが欠けてる
小異に囚われず大同につくしかないのに
足の引っ張り合い、小競り合い
そんなことで終始している

団体としての連絡会や家族会でも対立や分裂の連続だ
これらはマックやAAなども一緒なのだ無論ダルクやNAも
これらの根源にあるのは厚生省のやり方
アルコールで税金を取りながら依存症になっても手を打たない
自己責任だと言うし酒税そのもから
酒が原因でおかしくなってる人間が何百万もいるのに何もしない
この問題だけでも兆単位の予算がいる
優秀なプロがいて初めてまともな自助グループも出来る
国はここらに金をかける気は無い
多分、いじめや犯罪(殊に児童虐待)、病気やひきこもり
ここらあたりの問題にアルコールの問題は大きい

僕はこう思う
家族の問題は地域社会の問題だ
人は家で育つというより社会で成長する
この地域社会が崩壊した事と企業競争の激化が人間性を奪い国を荒廃させた
犯罪者も病者もとりあえず適応してる人も根っこの部分で同じ問題を抱えている
孤独と怯えという問題だ
弱さを他者に見せられず
良い子を演じ我慢して大人になり
言うことを聞く有能な企業戦士を作ろうとしたこの国の在り方は失敗だった
自分で考えることすら出来ず
相手の顔色を伺う病的にプライドだけが高く人を人とも思わぬ人間だけが増え
そういう連中が国を動かすようになった
経済発展によって貧困が無くなり弱者も救済されるようになり
その事そのものは喜ばしい事だ
しかし、そこそこの暮らしが出来るようになってこの国は狂い出した
どいつもこいつも金!!金!!金!!と見栄!!見栄!!見栄!!

どうしようも無いから
まあ僕は降りようと思うのだ
まともに言葉が通じる人間すらこの業界にはほとんどいないのだ
誰もが過剰な労働を強いられ行政の顔色を伺い
これは他の業種もそうだし
多分伺う顔色が違うだけだろう
そんな人間がこれから益々増えるだろう
病気も障害も個の問題だ
だけど僕が経験した限り社会病理だ
狂った社会でおかしくなり
犯罪を犯すか、妄想や自我に逃げ込むか、自殺するか?
適応した人々も戦々恐々として生き
もしこれらに処方せんがあるとすれば「底つき」だろう
そんなに時間が経たないで底をつくだろう
財政破綻という形で

弱い人間は生きていけない
だけど今の時代福祉で生きられるようになった
だけどその事がこれから問われると思う
乞食のようにあてがわれる事に慣れ
要求だけする時代は終わった
国も地方行政も本気だ
所詮、人間が生物である以上
弱肉強食を行き抜くしかない
弱ければ助け合うしかない
言葉だけの偽善や嘘はもう沢山だ


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