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食に纏わる歴史の本を読みつつ。
思い起こす企業名がある。 モンサントだ。 以下全て貼り付け。 1901年創業。1920年代頃から硫酸と化学薬品の製造で業績を上げ、1940年代からはプラスチックや合成繊維のメーカーとしても著名となった。 同社を有名にした商品の一つはPCBであり、アロクロール (Aroclor) の商品名で独占的に製造販売した。日本では三菱化成との合弁子会社三菱モンサント化成がPCB製造メーカーの一つであった。また、農薬のメーカーとしても著名で、ベトナム戦争で使われた枯葉剤の製造メーカーでもある。この枯葉剤には不純物としてダイオキシン類が含まれており、後に問題となった。 近年では除草剤ラウンドアップとラウンドアップに耐性をもつ遺伝子組み換え作物をセットで開発、販売しており、欧州を中心に強引なシェア確保商法が問題となっている。 本社の存在するセントルイスには世界屈指の規模を誇るミズーリ植物園があるが、モンサント社はここのハーバリウム(植物標本保存施設)の建設に多額の寄付をしていることでも知られている。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%88_(%E4%BC%81%E6%A5%AD) 除草剤耐性作物は、特定の除草剤に耐性を持つ遺伝子を組み込むことにより、除草剤をまいても枯れないようにした作物です。普通、除草剤は選択性(効果を発揮する雑草が決まっている)であるため、農作物を栽培する際には、数種類の除草剤を数回にわたり散布しなければなりません。しかし非選択性の除草剤を使い、その除草剤に耐性を持った作物を栽培すれば、農作物以外の雑草だけを効率的に枯らすことができるため、わずか1~2回の散布で済みます。除草剤をまくコストや労力が削減されるほか、雑草に吸収されてしまう栄養素が農作物に行き渡ることにより収量の増加も期待できます。また除草剤の削減や不耕起栽培など、環境にやさしい農業を行うことができます。モンサント・カンパニーが開発した除草剤耐性作物は、除草剤グリホサート(商品名:ラウンドアップ)にReady(準備ができている)という意味で、ラウンドアップ・レディーというブランド名で商品化されています。現在、大豆、ナタネ、ワタ、トウモロコシの4種類の除草剤耐性作物を商品化しています。 ※このほかに、害虫抵抗性と除草剤耐性を掛け合わせた品種もあります。 ラウンドアップについて 除草剤には、土壌にまく土壌処理型と茎や葉に散布する茎葉処理型の2種類がありますが、ラウンドアップは茎葉処理型の除草剤です。また、非選択性のためすべての雑草に効果を発揮します。ラウンドアップの有効成分であるグリホサートは土に落ちた場合は水と炭酸ガスに分解されるため環境負荷の少ない除草剤として世界130ヶ国で、20年以上にわたって幅広く使われています。 除草剤耐性の仕組み グリホサートは、植物が持っている特定の栄養(芳香族アミノ酸)を作るのに必要なEPSPS(5-エノールピルビルシキミ酸-3-リン酸合成酵素)という酵素を阻害します。これによって植物がアミノ酸を作れなくなり、枯れるという仕組みです。このEPSPS酵素は植物や微生物だけが持っているものなので、もともと酵素を持っていない人間や動物に対してグリホサートは作用しません。 モンサント・カンパニーは、アグロバクテリウムという微生物がグリホサートの影響を受けないCP4 EPSPSというタンパク質を作る遺伝子を持っていることを発見し、その遺伝子を作物に組み込むことで、グリホサートに耐性を持った作物を開発することに成功しました。 不耕起栽培とは 不耕起栽培とは種子をまく前に畑を耕さない農法のことです。畑を耕すと、表面の肥沃土壌が軟らかくなり、風や雨で流されてしまいます。耕地面積の減少を招くとともに、土壌中の農薬が川などに流れ出してしまうという問題があるため、土を耕さない不耕起栽培は環境にやさしい農業と言われています。ただ、土を耕さないと雑草の防除ができないため、実際には難しいとされてきました。1996年にラウンドアップ・レディー大豆が導入されて以来、不耕起栽培を取り入れる農家が増えており、土壌浸食の減少や、土壌中水分の河川への流出減少、土壌の肥沃化による温室効果ガスの排出削減やそれに伴う大気環境の向上など、様々な効果をもたらしています。 http://www.monsanto.co.jp/biotech/development/herbicide.shtml このモンサントという企業はとんでもない企業なんです。モンサントは、悪名高いPCBを作っていた企業です。昔、四日市に三菱モンサントという会社があって、そこがPCBを作って変圧器などに売り込んだ。ベトナム戦争で使われた枯れ葉剤を1番多く作ったのもモンサントです。モンサントの副社長をやっていた人物は、元々は水爆開発をやっていた。このモンサントに世界の食糧が支配されようとしています。遺伝子組み換え作物・食品の問題は、そうした大きな問題をも孕んでいるのです。 http://www.bund.org/opinion/1082-5.htm 「ノルウェーの作家ヘンリク・イプセンは、一世紀前に満身の怒りをもって『民衆の敵』という戯曲を書いた。鉱泉で生きる小さな町で、危険物が鉱泉に流れこみ、汚染している事実を告発しようとして、町民すべてを敵にまわして闘った水質検査官ストックマンの物語だ。 汚染を起こしていたのは彼自身の義父の工場であり、鉱泉の汚れが公表されれば、町の経済に大打撃があることは明らかだった。それでも彼は、飲み水の汚れから町民を守ろうとして、新聞で事実を伝えようとした。 やがて新聞に圧力がかかり、記事は抹消された。ストックマンは集会で町民に事実を伝えようとしたが、そこで彼は思いがけずも”民衆の敵”と呼ばれ、自宅に石が投げ込まれた。それでも町を出ずに闘い続けた男の物語である。 日本のジャーナリストは、当初は民衆から嫌われても、最後に尊敬される存在を目指すべきだ。発売部数と視聴率のため、民衆に媚を売るだけで、一体この国はどうなるのだ。」 月刊『宝石』[1999・08] 「今こそ”民衆の敵”になれ」広瀬隆著から。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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2007年12月13日 12時01分39秒
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