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1. われわれはアルコールに対して無力であり、生きていくことがどうにもならなくなったことを認めた。
2. 自分自身よりも偉大な力が、われわれを正気に戻してくれると信じられるようになった。 3. われわれの意志と生命を、自分で理解している神、ハイヤー・パワーの配慮にゆだねる決心をした。 というAAの12ステップによってお酒をやめ続け今年で15年になる。 AAの聖書と呼ばれる「ビッグブック」という本の第4章76ページに以下のような文章がある。 「私たちはいつも人間関係の問題をかかえていた。 感情を思うようにできなかった。 みじめさと落ち込みの餌食になっていた。 生計を立てられなくなっていた。 自分は役に立たない人間だと感じていた。 恐れと不安でいっぱいだった。 不幸だった。 他の人が助けを必要とする時に助けになれなかった。 この苦しみを根本的に解決することこそが、月へ飛ぶニュースよりもずっと大切ではなかったか。 もちろんそうである。」 AAでは、死に至る関係性の病であるアル中さんに、神は自分のいちばん深いところ、最奥の自分で出会うと呼びかけます。 「自らの無力を認めつつ、自分より偉大な存在を内側に見つけ内なる偉大な存在に自らの人生を委ねなさい。」 というのが僕なりの解釈なのですが・・・ 最近、意志も選択も幻想に過ぎないかもしれないなあ・・・としんみりと思います。 アルコール依存という病気も自らのマインドの創造であり。回復というプロセスも自らの創造なのだろうと・・・・・ しかし、いずれにしろ自己が果たす役割などは微小なのだと・・・・どう考えても潜在意識ないし無意識の力が圧倒的なのであります。 我々は、無力なのだと思うことが多いんであります。 この世界の問題のほとんどは、関係性ないし関わり方の問題であって、ここにおいてどれほど自己の意思や選択が働いているのだろうか? そして問題のほとんどは、人間の傲慢さや無知に起因するのであります。 そんなあまたの問題を決めてるのは誰だろうか?ということでもあります。 しかしながら、己が無力や愚かしさを知り、認め、ゆだねるほどに我が人生が豊かになることも厳然たる事実なのでありました。 それが無力の力というものだろうか?とAAプログラムの奥深い豊かさにただ、ただ、感心するばかりであります。 (-∧-)合掌・・・∞無力∞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009年02月02日 13時59分01秒
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