特撮ヲタクの認定作業療法士

基礎研修が修了したら
（過去の記録に基礎研修修了については記載済です）
いよいよ認定作業療法士へ向けて動き出しましょう！！


1.共通研修の「管理運営」「研究法」を受講する
日本作業療法士協会のホームページから、会員ポータルにアクセスして共通研修を申し込みましょう。ちなみに私はすべて受ける覚悟で、全てに申し込みました。そうしないと結構な確率で抽選に落ちます。今は、オンラインなので多少受講しやすくなっています。
※修士や博士のある方は「研究法」は受講免除されます。


2.臨床実習指導者認定研修を受講する
いまや基礎研修とセットになっているので、受講していない人も少ないかと思いますが、必須要件です。過去には「教育法」の受講が共通研修とされていました。また、実習指導者としては同等に認定可能な「中級・上級研修」では、読み替えできないのでご注意ください。
※私は中級・上級研修で実習指導者だったので、臨床実習指導者研修を認定OT申請前に改めて受講しました。

3.臨床実践能力を獲得する
過去には事例登録が1例必須と（量的評価が存在するようでしない）精神科領域などはとてもハードルが高かったのですが、今はとても簡単です。毎年行われる30名定員の「臨床実践能力試験」に合格するのも方法ですし、「臨床実践報告書を5事例」、お近くの認定OTに査読してもらい、サインを貰うことでもクリアできます！！2パターンのうち、ひとつクリアしましょう！
※私は精神科ですが、大学につとめる中枢領域の友人の認定OTに臨床実践報告書を添削、サインしてもらいました！

4.学会発表や論文執筆を2回する（事例でなくても良い！）
正確には実践能力の枠組みなのですが、より簡単な方法として学会発表や論文執筆があります。学会発表であれば、日本作業療法学会ならば全く問題ありませんし、抄録かISSNに登録されているような都道府県士会であれば、都道府県士会の学会発表でもクリアです。ポイントは査読があるISSNに登録されている雑誌に、掲載されることです。私は北海道作業療法学会で事例と、グループの実践の2例の「抄録」を代替えとして申請しました。
※ちなみに道学会はオンラインジャーナル化していて、メディカルオンラインの該当ページをスクショして印刷し、送付しました。
※念の為、会員ポータルの実績のところにも、もれなく自分で学会発表の詳細を入力して、登録しておきました。




これらを順不同でこなしていけば、認定作業療法士になれます。臨床家の作業療法士が認定OTを目指さないのは、
とてもわかりにくい制度の説明にあると思います。

要件は基礎研修を終えた後に、たったこれだけです。

近くに認定作業療法士がいれば、時間をかけて5事例を、実践報告書にまとめられるだけ、関わればよいのです。
※報告書は1ヶ月1例ずつ上司にも見てもらいながら丁寧に書きました。特段、指導してもらった教員にも、私にも連絡が来ることはなかったです。

つまり、あとの研修は抽選の運だけです。


他に必要な書類は
1）都道府県士会の在籍証明
     所属する都道府県士会に問い合わせください。
2）5年以上の臨床経験の証明
     職場につくってもらって下さい。
3）審査料の振込証明書のコピー
     審査料として5000円かかります。

2）は5年の臨床経験が分かればよいです。友人は転職してたので2箇所の在籍証明をもらって合算して5年という形で申請してました。


あとは年に3回ほどある審査日を協会ホームページで調べて、そこに合わせて申請書を郵送すればOKです！
各研修の合格証と、基礎研修修了証あたりを同封しました。

返信用封筒すら2023年度申請時には、私は同封しませんでしたが、認定されましたよー！！


そして！審査日からおおよそ2ヶ月で以下のようなメールが届きます。



もう、これでOKです。
翌々日には会員ポータルに反映されて

翌月の1日には認定作業療法士一覧に名前が載ります。

たまに施設名簿が空欄の認定作業療法士がいますが、これは協会からの書類を自宅に送付している会員です。ただそれだけです。


私は
1月13日に申請
2月10日審査日
3月26日承認メール
3月27日ポータルサイトに認定番号掲載
4月1日に認定OT一覧に掲載、認定証も到着！




ちなみに、私は病的に毎日のように会員ポータルにアクセスし、いつ認定されるのか確認していましたが、承認メールの前日朝に会員ポータルに、アクセスできなくなりました！！

きっと審査で必要だったか、なにか不正をしていると疑われたか笑

もし、私の他にアクセスできない人がいれば、ひとつの兆候と思って下さい笑


長くなりましたが、精神科でお近くに認定OTがいない方は遠慮なくコメント下さい。
ご不明な点もコメント下さい。
臨床実践報告書の査読もいたしますし、もちろん、サインまでお付き合いします。
※認定OTの更新要件に臨床実践報告書の添削もポイントとして認定されますので。




それでは、皆様の今後の活躍を期待しております！！
お付き合いいただき、ありがとうございました！！