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かりん御殿

演奏マナー

【多文化の海】

  *演奏ステージ・マナー*
(特別講師「洋琴亭うめ八」師匠談)


人前で、演奏するという事は、伝えることで。
人前で演奏する事で、自分の音が聞こえてくるようになります。

ふつつかながら、洋琴亭の知ったかぶりレクチャーを始めます。

演奏は、ステージの端に立った時から、始まっています。
熟練の奏者は、ステージマナーだけで、
 もう素晴らしい演奏を予感させるものです。
まず、背筋をぴんっと、伸ばし、舞台の袖で、深呼吸をします。
歩き出したら、ゆっくりの歩調で、背筋を伸ばしたまま。
そして、客席の高いところから、下まで、袖から袖まで、全てを、ゆっくりと、見渡し、
 観客に、(よく来てくださいました、私の演奏を楽しんでくださいね)と、
 メッセージを送るのです。
(これは、お客様に、敬意をあらわすとともに、お客様のアテンションや、期待感が、高まるんです)
そして、ゆっくりと、お辞儀をします。
上半身を上げたら、ぴたっと、とまる。
あくまで、優雅に、優雅に、です。
 そして、そこで、おもむろに、演奏してはいけません。
また、すううっと、息をゆっくりと、吸い込み、
 肩の力を抜いて、胸を張る。
そして、そこでも、すぐに演奏を始めない。
頭の中で、出だし数小節を心の中で、
 歌ってから、(音が蘇ってきてから)(完全に、感じてから、聞こえてから)弾きはじめるのです。
弱拍の曲で、すぐに、引き始めるのも、もっての他。
そこにない、数拍を体が感じてから、引き始めます。

 このステージマナーというもの、
実は、簡単なようで、みなさん、なかなか、してないんですよね。
なんていうのか、
ほんとうに、ピアノの前に座って、(私の場合はピアノですが)
出だしの音、音楽が、体の中に、蘇ってくるんですよ。
そうしてから、弾き始めると、演奏が全く違うものになるんです。
 憑依するというか、トランスファ-状態で、
演奏が、生き生きしたものになります。
 たったこれだけで、演奏が、おさるさんが、ピアノをバラバラ弾いているものから、
巨匠が、演奏してる、くらいの違いになります。
(あ、ほんとうですよ)

 人前で演奏する時には、誰もが緊張します。
それは、とても、普通のことでもありますしい、良いことでもあります。

さて、人前で、いつでも、演奏状態にスウッチできるための、方法があります。

これも、ひじょうに、かんたんな練習です。

1、イメージ・トレーニングをする。
 A、思いもかけないときに、演奏するんです。
   朝、おきて、ぼ~~っとしてる時など、ベッドからそのまま、パジャマのまま。
   トイレで、大をした後など。
   外で、100M,全力疾走した後など~~などなど。
   楽器の前に直行するんです。
   
   息を整え、す~~っと、息を吸い込んで、
       またまた、大舞台の上に、大観衆を前に、自分が立っている、それをイメージするんです。
   そして、演奏をするんです、一人で。

 B、家でですが、
   ウチは、応接間にピアノがあったのですが、
   部屋の入り口が、舞台の袖だと仮定して、そこから、舞台と同じように、歩き出し、
   お辞儀をし、ピアノの前に座り、演奏を始める。
   演奏が終わったら、また、大観衆の前のだとイメージを持ち続け、お辞儀をし、
   舞台の袖に引っ込むまで、歩くのです。

 これだけ、なんです。
 (あ、鏡があると、いいと思います)
 けっこう、怪しいですが、イメージトレーニングしていく上で、
 あるはずのないお客さんの拍手も、イメージできてくるんです。
 これを続けると、どんな時でも、ぴたっと、集中力する事ができて、
 悪くは、上がらず、
 驚く事に、家での練習より、本番の方が、うまく弾けるんですよ。
 私は、ずっと、練習キライだったのですが、
 普段より、本番の方が、良い演奏をする事ができたんですよ。
 のって、弾けるというか。
 楽しいというか。
 あ、たんに、お調子ものなのだと思いますが~~


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