かりん御殿

最近、すごい事に気が付いちゃったわよ。よっく考えてみるとスゴクも何とも無いんだけど....。
それはね、感情のヒダヒダ....（感受性と呼びましょ～か）の事。
実は、アタシは今まで感受性が鋭いって思ってたんだよね、自分の事。
なんでかっていうとね、学校の先生が、そう「誉めてくれた」から。
で、うちの母親も、ニコニコ顔で、先生に
「感受性の鋭いお子さんだから」って言われたって、アタシに言ってたしね。
でも、その「だから...」の後は、一体なんなのよ？
「感受性の鋭いお子さんだから【気を付けてあげてください】」なのか
「感受性の鋭いお子さんだから【将来が楽しみだ】」なのか
「感受性の鋭いお子さんだから【要注意ですね】」なのか....

母は、「だから...」の後は覚えていなかった....。
「でもねっ、とにかく誉められたのよっ」と言ってたんで、私もそれ以上は追求しなかったのであった.....。

同時に、中学生の頃、担任じゃない先生に
「おまえ、ほんっと責任感無いよな～～～」
って怒られ事もあったんだけどさ、そのせいで、30年近く
責任感無いって信じ込んでたよ、自分の事っ！！！
でもね、よく考えたら、あたし、結構責任感はあるのよっっっ
特にね、英国人標準で言ったら、少なくとも平均点はクリアしてるよっ。

だけどねっ、逆に、感受性の方は、低かったのっ。鈍かったんだよっ。
鈍感、鈍感、鈍感、どんくさ～～ってやつだったのよ。
（【関西の読者様にちょっとひとこと】↓）
（「どんくさ～」は、東京でもフツーに使うのよ。関西弁じゃないからね。）
（ちなみに、アクセントは「♪ミソソソ♪」か「♪ソシシシ♪」あたり？）

いや、鈍感＝どんくさ～
じゃないかもしれないけどさ
でもさ、鋭い小説家や芸術家のイメージじゃないじゃん？
感受性が鈍いのって....
昔、教室に貼ってあった文学家とか音楽家の写真
「夏目漱石」とか「森鴎外」とか「太宰治」とか「ベートーベン」とか「シューベルト」とか...
みんな考えてる～って感じの表情だったもんね。
いかにも「おりゃぁ（＝俺は）感受性すごいぜぇぇぇぇっ」みたいな....
モーツァルトは、フツーの可愛い顔だったけど。

どっちにしても、鋭いと鈍いじゃ、絶対「鋭い」の方が誉め言葉だよねっっ？？

でもねっ、アタシも頭のてっぺんからつまさきまで全部鈍いわけじゃないのっっ。
（そうやって、あらためて考えると、舌とか耳とか鼻も鈍いか？手先も不器用だし。）

えぇぇぇっとですねぇ、アタシの鋭いのは、まず、目！！
観察力よっ。
特に、ど～でもい～とこに気付く所ね、これは、すごいと思う。
逆に、気付くべきとこが抜けてたりもするんだけどさ。
人の着てる服とかも印象に残らないし。

それから、矛先っ。（口の事だよ、口。）
屁理屈とか言い逃れとかならまかせてよっって感じ。

だっからぁぁ、「この人は鋭そうだ」って印象を与えるのよね。
（って印象を与えてると思うんだけどね？^^;）
同時に
「ずけずけした性格」とか「キツイ」とかも思われてるかもしれない。

そういやさぁ
あたし、昔、「いじめてる」って噂流されてた事があったんだよ。
それを知ったのは、その噂が流されてから、もう5年以上後の事だったんだけど。

何があったかと言うとですね...
まず
職場に新しい女の子が入って来ました。
アタシは新人（転校生とか）には、率先して声をかけるタイプなんで
もちろん、その子にも、すぐ声をかけ、色々手伝ったりしました。
それで、その子に慕われた様です。
（働いてる階・部署が全然違うのに、よく、うちに遊びに来ていた。）

で、ある日、飲み会があったんで、彼女も誘いました。
その時の彼女の行動全般が、実は、ひっじょぉぉぉに
さむかったんです。かなり非常識でもあったし。
それ自体は細かく覚えてないんだけど一緒にいった友人に
「あんた、なんで、あの子、誘ったのよっっっ？？」
「もう、気分が悪いから、次回からは誘わないでねっ！！」
（ちなみに、原文は関西弁でした。）
と怒られたのだけは覚えているんです。
「なんで、あたしが怒られるんだよぉぉぉ。あたしだって知らなかったんだも～ん」
って気分でしたから。

その後、飲み会があっても（しょっちゅうあったんだけど）、
彼女に声をかける事はありませんでした。
その頃から、彼女も、だんだん、遊びに来なくなった様です。
様です、っていうのは、意識してなかったから....
だって、偶然にあったら、普通に話してたしね。

それで、彼女の事は、記憶の彼方に消えていたんだけど...とっころがどっこい
その後、元同僚だったノミの友（ほんとは「心の友」って意味なんだけどさ、
この友人の書いた「心」って字が「ノミ」に読めたんだよね）が
「○○さんっていたじゃ～～んっ？？」
って、話のきっかけで、彼女の名前を出した時、
最初全然思い出せなかったんだけど
突如として、例の飲み会の記憶が蘇り
「あ～、あ～、あの子ねぇ～、もぅ、あいつさぁぁぁ、ほんとひどい目あっちゃったよ～。」
って言ったら、ノミ友がガハハハと笑いながら
「～～さんはね、あのマロのやつさ～～って言ってたよ。マロにいじめられたって。」
.............

って、ってめぇぇぇぇぇっっっっ
あたしがいついじめたんだよぉぉぉぉぉぉっっっっ？？！！！！！

えっっ（←上あがりに追求するように読んでね。）

上履き（なかったけど）に画鋲入れたり
服引き裂いたり
悪い仕事まわしたり（仕事の関連性なかったけど）
便器に顔つっこんだりしたこと
あったかよぉぉぉぉぉ～～～っっっ

それに、ふっつ～に一年だか二年だか笑顔で同僚してたじゃんか～っっ？

飲み会に誘わない
（飲み会って言っても、気の会う同僚兼友人と食べたり飲んだりするだけの会だよ）
さりげなく距離を置く
（でも、普通に笑顔で挨拶とかしてたよ、もちろん。）

これだけで、いじめなんすっかぁぁぁぁ～～？？？？？？
ふざけんなよぉぉぉ～っっ
それじゃ、ガラスの仮面のイジメなんか、もう、無期懲役もんだろっ？？？

.......
「そいつに会ったら『こんちきしょ～っっ、いちゃもんつけんじゃねぇぇっ』って伝えといてよねっ。」
と言って怒る私を友人は「それはできない」とアッサリ断りながら「まぁ、まぁ」と諌め
「イジメられたって話、絶対口外しないでよ～。また彼女と会う事もあると思うしさ～」
と続けました。
それから、既に5年以上経過。もう時効よねっ。（→ノミの友）


あ～、感受性の話してたら、全然横道にそれちゃったわね～。

ま、ともかくさ、あたしは、第一印象で愛想良いからさ、
それで、結構、色々頼まれたりする事もあるのよね。
で、できる事なら手伝うけどさ、手伝うほどのもんでもないって思う事や
手伝う暇とか気力が無い時は、はっきり断わるわけ。
でも、そうやってハッキリ断わられると、傷つく人もいるみたいなのよね。

でもよ～、それ、すげぇ勝手じゃんっ？？？
できねぇからできねぇってハッキリ言ってるだけじゃん？？？？
他にどう言えばいいんだよっ、えっ？？


で、ですね、この愚痴が、どう、感受性と結びつくかっていうとね....
っていうか、タイトルのポジ考（Positive Thinking）と
ネガ考（Negative Thinking）と、どう結びつくかというと....
（つまり、今までのは前書きだったのよ。でも、もう字数足りないかも）

近年、よく
ポジ考がもてはやされてるけど...
（そういう関係の本も多いし講座みたいのもあったよね）
ポジ考の人は「明るい」
ネガ考の人は「暗い」
って単純に結びつける傾向があるみたいだけど...

その裏にある「感情のひだひだ」について、考えた事あるの？ポジ考の人って？

ポジ考の人って、自信満々みたいな印象を与えてると思うのよね。
あたしもそう。
あたしは「ポジ考」系だし、明るいとか自信があるとか満足してる...
っていう風に思われる事が少なくない。（そう言われるし～。）
自信満々っていうのは、うぬぼれとか自意識過剰じゃなきゃ
素晴らしい事だと私は思うの。
逆に、自意識過剰で自信が無い人もたっくさんいるしね。

だけどさ～、
感情のヒダヒダがたくさんあって、感受性が鋭くて
それでいてポジティブな人ってのと
あたしみたいに、ただ鈍くてポジティブな人って
全然違うじゃねぇかよぉバカヤロ～って事に気付いちゃったわけよ、最近。

だって、色々な事に気付いて、それで感じ入って、色々考えたり悩んだりして
それでいて、さらにポジティブに生きられるって
すっごい気力のいる事だと思うの。

あたしはさ～、ただ単に、気付かないから、考える事も悩む事も無いわけよ。
だからポジティブで当然なのよねっ。
これでネガティブだったら、ただのワガママだっちゅうのよっ！

ま、そんなわけでね
「ネガティブね～」とか
「暗いわね～」とか
言われたら
そう言ってる相手をよく見た方がいいと思います。
その人が、あんまり悩まそうなタイプだったら
「あ～、わかってないんだな～」って思って
気にしない方がいいわよ。

っていうか、ネガティブなのも暗いのも、「気にする事」じゃないんだよね。
でも、ネガティブで暗いと、損する様な気もするけど....。

強いて言えば、海外とかで暮らす場合には
鈍い方がラクかもしれない....。
これについては、また、今度～。

それから、ネガティブな人・感受性が鋭い人が
ポジティブになったり、感受性が鈍くなれるのかどうかについても
また、今度～。

じゃ、これから、野暮用があるんで、今日は、ここで、ちょいと失敬～～～