かりん御殿

一昨日、長男待望のスペイン語授業が始まりました。
帰宅後、おもむろにノートを取り出し
チラっと覗いた後
「こもてやまスっ？（Como te llamas）？？？」
と叫ぶ長男。

「へっ？あ～、名前の聞き方ならったんだね」
と答えると
「ママ、違うよっ。ちゃんと答えてっ！」
って、怒るもんで
「え～っと、ミ？いやメ？ヤモ～（だっけ？）中マロ..」
と
しどろもどろに答えると
ニコニコ顔で
「うん、うん、それから？僕にも名前聞いて。」
だと....

昔、フランス語をちょこっとやった時の日記
（これとかこれご参照）にも書きましたが
↓
あんたの名前は、ママが付けたんだ....
それは、あんたも知ってるだろう？！！！
そして、そして
あんた、ママの名前だって知ってるじゃないか？？
↓
という心の叫びは、ぐっと押さえ、
（子供は素直なんだよ...）
（語学は理屈じゃない慣れなんだ....）
（ここで芽をつんじゃいけない....）
と、念仏の如くとなえながら(ToT)
↓
「え、え～っと、こもてやまス？」
と聞いてやると
心なしか頬を赤らめて満面の笑顔で
「めやもAts！！！」
と答えたが、即続けて
「でもね、ママ、今日習ったのは違うの。
【Y tu（で、あんたは）？】って聞けばいいの。
【まちがったから】もう一度ね。」
と主張し
「こもてやまス？？」
と
始めっから、やり直すのでありました......

しかたなく
「う～んと、めやも～..マロ、...い、とぅぅ～？」
と答えると
「Me llamo Ats... Adios、マロ！」
だと。
↑
（会って名前聞いたばっかりで
即「さよなら～」かよぉぉぉぉっっ？！！！）
↓
という心の叫びは、深くしまって
「あ、あ、あでぃおす、Ats...」
と、あえぎながら笑顔の長男に答えました....

あぁ、なんて教育熱心なママなの....（涙）


もちろん
この会話が
食事の前にも
お風呂に入っている時にも
寝る前にも
起きた直後にも.....と
一昨日午後から今朝まで
繰り返されたのは
ご想像の通りです......


一昨日の夕飯時には、夫にも
「こもてやまス」攻撃をしかけていましたが
これが何語であるのかさえわからない夫
最初こそ日本語かと聞き直したものの
長男が真顔で「こもてやまスっ？！！」と繰り返すので
上海語で
「【コモ】だろが【ヤマ】だろが早く食べろ」
と切返し
スペイン語で名前を聞く技を習得する機会を
一生逃すはめになったのでございます。


ところで、このスペイン語の先生
アングロサクソン系の名前だったので
「この先生、何人？英語の話し方、外国人ぽかったっ？」
と聞くと
「うん」との返事。

（お？英国人と結婚したスペイン人か？）
と思いながら
「カルメン（友人）みたいな喋りかた？」
と、さらに聞くと
「うぅん。オーストラリア人みたいな訛り」
ですと...。

ま、確かに、オーストラリアも外国ですから～～


ともかく
早く次の授業（一週間後？）受けて
「名前」の練習から脱却したい.....