かりん御殿

英国には人種が理由で殺される人がいる。
特に若者による事件が多い。
「多数民族」「少数民族」両方が
被害者にも加害者にもなり得る。

その一方で（或いは、その為に）
英国では「人種偏見」「人種蔑視」に反する教育が
小学生(4～11歳児)時代から徹底されている。

各民族・国籍の蔑称や
「ブラック」「茶顔」「上がり目」等　各民族の外見的特徴をからかう言葉など
全て厳禁だ。

もし発してしまったら、小学生でも容赦は無い。
小(ｼｮｫ・8歳・子)の通う小学校では
俗称「黒本」に記録が残される。
最悪の場合、警察に通報される
（と子供達は警告されている）。

ただ、ここが肝心なのだが
この「人種偏見」は非常に範囲が広いのだ。

否定的発言のみが偏見なのでは無い。
発言者が肯定的な意味合いで発言していても
偏見は偏見なのだ。

例えば、日本で、よく聞く
「ハーフは可愛い・格好いい」
これは正真正銘の人種偏見発言だ。
しかし、この事実に気付いている日本人は
少ないのではないだろうか？

悪意が無ければ偏見が無いわけでは無いのだ。
悪意の無さを盾に、その無知を放置し続ける事も
十分に悪意となってしまう。

また、
「その人、何人(何系)？」と聞く事
これも、多いに偏見となり得る。
いや、大(ﾀﾞｨ・13歳・子)だったら
疑問の余地無く無条件に「偏見」だと
切り捨てる質問だ。

しかし、私も、よく、親しい友人や家族に
この質問をしてしまった。
そして、大に叱られたものだ。

正直に告白すると、その度に
「窮屈だ」
「過剰反応じゃないか」
等と、納得できなかったりしていた。

だが、大に諫められ、その質問を避けようと
意識的に努力していくうちに、だんだんと見えて来た。
何人だ何系だと聞く必要が
全く無かった事に気付いたのだ。

「単なる興味からの質問」
「【悪意の無い】好奇心」
その本質を突き詰めていくと
たどり着くのは偏見だったのである。

何人・何系と聞く事で
何をしようとしていたのか？
その人の「イメージ」を想像しようとしていたんだろ？
その【イメージ】こそが偏見じゃないか？！

錆びれた頭を回して
やっと解った「【無意識】の偏見」
それを、大は、常識として身に付けていた。
愕然とした。

それでも、哀れな事に
長年の習慣でか
時々、無性に聞きたくなる事がある。
うっかり聞いてしまう事もある。

その「悪魔の誘惑」を一つ一つ踏み潰しながら思う。
息子達を、将来、人種偏見事件の
被害者にも
加害者にも
させない
その第一歩が
こんな小さい所から始まっているのだ…。

長年の敵は、実は、我が身の中に
隠れていたのである。


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結局、ケータイから本年最後の更新となりました。
PC自粛期間は、まだ続きますので
（ケータイでアクセスしていたら似た様なもんですが^^;）
おそらく、新年最初の更新もケータイからとなるでしょう。
（細かく言うと「スマートフォン」なんですが～ノキアE61は～っ！）
このノキアE61日本語版が、どれほど、
極西の島国に住む隠居の生活に
大変革をもたらしたか
ケータイ先進国（SIMカード後進国^^;）日本に
お住まいの方には想像は難いのではないでしょうか。
（想像する意味も無いしな～）

ありがとう、ノキア！
来年はE61にカメラが付いた改良版
E61iを一日も早く日本語化して売ってくれ～っ！
でも、強気で高値ふっかけないでくださ～いっ！！
いや、それより、
ケータイ界、一刻も早く
多言語化(フォント対応)してくれ～～っ！

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あ、やはり、こうなってしまいました。
フォフォフォフォフォ

本年は、お付き合いいただき
誠に有りがとうございました。
どうぞ、良いお年をお迎えください。
新年、万事如意となりますように！