2007/06/04(月)17:17
バンド少年がいない
ウチの得意先に、音楽用の「貸しスタジオ」をやってるところがある。
以前私がバンドを組んで活動していたときに、よく練習用に使わせていただいたというツテで、
そこに設置されている飲料の自動販売機の商品を納入させていただいているのだ。
ただそこの自販機の売れ行きが、最近芳しくない。
ビールも入っているのだが、そのビールがほとんど売れなくなったのは言うまでもない、
例の「飲酒運転取締り」の影響だ。
それだけならまだ納得もいくが、それ以外のソフトドリンクの商品まで、軒並み売上が落ちている。
スタジオのオーナーと話しているときに、何となくその訳が解った。
何のことはない、バンドをやる人口が減っているのだ。
特に中高生のバンド熱というのが、以前とは比べ物にならないくらいに冷めているという。
私が中高生の頃は、さほど音楽に熱心でなくても1回は何らかの楽器に手を出したヤツが結構居たものだが、
今はそういうご時世でもないらしい。
中高生の興味の対象が、昔に比べて格段に増えていることも一因だろうが、
それでもここ最近急に減りだしたというオーナー氏の証言の裏付けとしてはちょっと乏しい。
まあ他に何らかの原因が有るんだろうが、いずれにしても、
音楽をやろう、という志を持つ人達が減っていくとしたら、それは単純に寂しいことだ。