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テーマ:「屋業」の人々(234)
カテゴリ:仕事のこと全般
ビジネス書などを読んでいると、仕事の効率を高めるためには、
個々の仕事に優先順位を付けることが必須、ということが当たり前のように書かれている。 確かにその通りだと思うし、私もそれに倣って、自分が今抱えている仕事に優先順位を付けて、 重要度や緊急性の高いものから手を付けていくようにしている。 しかしそこは自営業、しかも個人商店だけに、それらの仕事ばかりに没頭していることは不可能だ。 店にお客さんが来れば、出て行って応対しなければいけないし、 配達の注文が掛かれば、荷物を積んで走っていかなければいけない。 たとえそれらが、溜まっている仕事よりも優先順位が低いとしても、だ。 商店主としては、今目の前にいるお客さんが、最も優先順位が高いのだ。 もっとも店番や配達などのために余分に人員を配置できれば、そういった悩みは一気に解消するのだが、 如何せんウチの店にはそれだけの余裕がない。 プライオリティの重要性を十分に理解していながら、それがままならない現状に 言いようのないジレンマを感じながら、今日も仕事に勤しんでいるのである。 もっとも客商売なんて、所詮は「出たとこ勝負」みたいなものでもあり、 そんな“ライヴ感”を楽しむつもりで仕事に従事するのも、それはそれでワクワクするものがあるが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年02月07日 00時15分57秒
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