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カテゴリ:仕事のこと全般
先日、幼馴染のA君と話していた時、共通の幼馴染のB君に会いたいね、という話になった。
B君はちょうど飲食店を経営しているので、じゃあ今度一緒に行こうか、とA君を誘うと、 彼はちょっと気まずそうな表情を浮かべ、「最近アイツの店、全然行ってないからな~」 と言うのだ。 私としてはそんなの全然構うもんか、と思うのだが、A君は元来そういう性格なのだ。 どうも友達だから普段から義理を果たしてないと、久し振りに合った時に気まずい、 と思ってしまうんだろう。 気持ちは分からないでもないが、かといってますます疎遠になってしまうのもバカバカしい。 でもそういう人、結構多いのかもしれない。 というのは、私にも思い当たる節があるからだ。 例えば久し振りに街中で会った友人に、「また今度お店に寄るわ」と言葉を掛けられたりするが、 社交辞令という以上に何となく申し訳なささを漂わせていたりする。 例えばフェイスブックをやってると、誕生日にはたくさんのお祝いメッセージを頂くが、 その中に「また今度お酒買いに行きます」というエクスキューズが入っているのも少なくない。 ただどちらにしても、そういう人がその後来るかというと、実際はそうではなかったりする。 おそらく日常的に他のお店を利用しているんだと思われる。 自分の友達が酒屋をやっているのなら、そこで買わないと申し訳ない、 というように気を遣って考える人は少なからずいるとは思う。 ただ私は、友達だから自分の店で買ってもらえる、なんてことはちっとも思っていない。 たまたま買いたいものが、友人の店とそうじゃない店とにあって値段も一緒、 というシチュエーションなら、迷わず友人の店で買うが、 そうでなければ別の店を選択することもある。 特にお酒なんて嗜好品だからなおさらだ。 自分が飲みたいと思うものが私の店に無ければ、他の店で買うのは至極まっとうなことだと思う。 確かに友人がお客になってくれれば嬉しいことに変わりはない。 でも友人が「友人だ」というだけの理由で、自分の意に反して私の店を選ぶというなら、 申し訳ないがそれは私にとっては重荷になる。 嗜好品の購入なんてのは、元来ワガママでいいものなのだ。 そのかわり友人が、私の店の価値を認めた上で利用してもらえるのなら、最大級の感謝をする。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2015年08月29日 00時18分00秒
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