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2018年07月01日
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カテゴリ:スポーツの話
サッカー・ワールドカップのグループH、日本の決勝T進出が決まったポーランド戦。
私も初めて目にする「残り15分ダラダラパス回し」について、賛否両論巻き起こった。

私個人的には、ルールに抵触しなければまったく問題ないと思うが、
あまりの見苦しさに、これをネガティブに捉える向きも少なくなかったようだ。
もっともこれに関してはどちらが正解か、などと軽々に判断を下せるものではないだろう。



このシーンに接し、思い出した出来事がふたつある。

1992年の夏の甲子園、星陵の松井秀喜選手と勝負することをとことん避け、
全打席敬遠を指示した明徳義塾の馬渕監督の采配。
2007年の日本シリーズ第5戦、8回まで完全試合を続けていた山井投手をあえて交代させ、
9回のマウンドに岩瀬投手を送った中日ドラゴンズ落合監督の選手起用。

どちらも当時、賛否両論を巻き起こした。
いや、このふたつに関しては、むしろ“否”の方が多かったかもしれない。

一見、今回の西野監督の例とは毛色が違うように見えるかもしれないが、
この3例すべてに共通しているのは、結果的に「成功」したということ。
その采配があったからこそ、最終的に良い方に転んだといえるかもしれない。

馬渕監督が「教育性」とか「正々堂々」などという道義的なものを重視して勝負させたら、
松井選手にホームランを打たれて負けていたかもしれない。
落合監督が「ファンの夢」を優先させて山井投手を続投させたら、9回にノックアウトされて、
ひいてはシリーズの流れが変わったかもしれない。
そして西野監督も最後まで勝ちを狙いに攻撃的なサッカーをしていたら、
ポーランドのカウンター攻撃の餌食になって、決勝T進出を逃していたかもしれない。

要は勝ったからこそ、批判的な意見も出るだろうが、
もし負けていたら、真逆の批判が出ていたかもしれない。
このあたりは観る側の「ご都合主義」というもので、あまり重要なポイントではないと思う。

さっきも書いたように、これらのケースで明快な「正解」などは無い。
ただひとつ言えることは、失敗した時にボロカスに叩かれるだろうリスクを覚悟し、
求められる結果を出すためにどうすればいいのか、ということをひたすら冷徹に追求した
この3人の監督の決断そのものに、何より拍手が送られるべきだと思う。






最終更新日  2018年07月01日 11時25分38秒
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