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2019年07月30日
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カテゴリ:スポーツの話
甲子園出場の掛かった県大会決勝戦で、岩手・大船渡高校野球部の国保監督が、
プロ注目のエース佐々木投手の登板を回避して敗戦したことが、物議を醸している。
個人的にはそんなに騒ぐことでもないのに、と思う一方で、いろいろ考えてみたくなる。

佐々木投手温存のままでも勝利したら、どうだったか?
佐々木投手に投げさせて勝利したら、どうだったか?
佐々木投手に投げさせて打ち込まれて負けたら、どうだったか?

それぞれのケースでのマスコミやファンの反応を推察すると、非常に興味深い。
もっともそうなると、今回の騒ぎは単なる結果論でしかないが。



ネット上の意見をざっと見た限りでは、監督に好意的な意見の方が多いように感じるが、
現実にスタンドからヤジが飛んだり、学校に抗議の電話が寄せられたというから尋常ではない。

声の主として考えられるのは、単に佐々木投手を甲子園で見たかった、という人だと思うが、
そもそも高校野球は興行ではないのだから、ファンのためにプレイを見せる必要などない。

あるいは他のメンバーの甲子園の夢よりも佐々木投手の将来を優先した、と思う人もいるだろう。
これも難しい問題だが逆に、皆のためにお前の将来を棒に振れ、などという物言いもできまい。

あとは著名な甲子園監督経験者が、「私なら投げさせた」と言っているのも見聞きしたが、
佐々木投手本人や現場の事情も知らないでコメントするというのも、無責任に思えてならない。

結局この問題については特に「正解」というものは無く、後に歴史が評価することでしかない。
ただ国保監督の今回の采配は、今後高校野球が変わっていくきっかけになりうる、と思える。



考えてもみれば今までの高校野球って、ある意味「思考停止」の世界だったのではないか。
甲子園出場、そこでの優勝という目標のためには、皆あらゆることに目を瞑る。
世間の常識さえも通用しない、そんな世界だったりする。

何か問題が出てきても、根本的な解決に至ることもなくうやむやになってきたことも多い。
炎天下でのプレー、球数制限、選手間暴力、指導者の体罰、過度の特待生や野球留学、等々。
そういった問題が俎上に上がることがあっても、いったん大会が始まってしまえば、
マスコミは美辞麗句のオンパレード、ファンは手放しの賛辞の嵐、地域を挙げての大騒ぎ、
こういった波にかき消されてしまう。これも一種の「思考停止」状態かもしれない。

とりわけ高野連があらゆる改革に対して消極的なのではないか、という見方もできる。
新潟県で球数制限を独自に設けようとしたときに待ったをかけた経緯からも、そう感じられる。
それなら現場から声を上げてボトムアップで変えていくしかないが、
多くの指導者・関係者にはそれがなかなか叶わない事情があるのだろう。



そんな中での今回の“佐々木騒動”。
今までにもこういう指導者はいたのかもしれないが、彼のようなビッグネームだったからこそ、
世間に与えるインパクトがここまで大きいものになったともいえる。

世間での批判が高まれば、さすがの高野連も動かざるを得ない。
いきなりドラスチックな変革はないだろうが、何らかの施策はきっとあるだろう。
物事というのはこうやって現場に投下された爆弾ひとつで、
「思考停止」の状態からごろっと変わってしまうことがままある。





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最終更新日  2019年07月30日 12時46分28秒
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