親の反対
実は、上海行き、両親に猛反対されている。まあ当然だと思うけれど。。。”そんなことよりさっさと結婚しろっ”・・・言われると思った。。。両親にとっては、実家から通えて安定した今の仕事がベストだと思っている。この年齢になっても自分で決めたことを頭ごなしに反対されるものなのだな・・・。だいたい、中国で働きたいと思った一番最初のきっかけはウチの父親なのだ。去年会社を定年退職するまで10数年、主に大連に赴任していた。私が高校・大学の頃は半年に一度家に帰ってくるだけだった。母親は”英語圏なら家族で移住するのに、なんで中国・・・”とつぶやいていた。初めての海外旅行も父に会いに家族で北京・大連旅行。お腹を壊してほとんどホテルで寝たきりだし、客引きは怖いわ、最悪の旅行だった。その後も私1人で大連に遊びに行ったり、父が香港にいるときはそっちに母を連れて行ったりした。父の工場(一社員だけど)見学をさせてもらったとき、そこで私が見たものは、中国人スタッフに指示を出し、バリバリ働く父の姿だった。家ではぐーたらしてテレビをみるかパチンコするかのどうしようもない父だったのに。街へでてもお店やタクシーで堂々と会話し交渉。食事の注文も迷うことなく、列に割り込みをする中国人に文句を言ったり。。。中国にかなりビビッていた私は、”父ちゃん、すげぇ~!!!”と驚き、生まれて初めて尊敬しました。そして、日本の我が家とも比べてゼイタクで快適な暮らし(ホテル住まい、3度の食事もホテルか和食の店、会社まで送り迎えつき、タクシー乗り放題・・・今思えば普通のことですが)と物価の安さに、”いいな~、中国生活”と思ったのでした。そして日系企業の工場がひしめく大連の経済開発区を眺め、”中国の時代が来た~!!!中国語やろう!!”と思ったのでした。それまでは何しろ”天安門事件のあった、なんか危険なところ”という認識でしたので・・・。あれから12年・・・かなり遅れをとってしまいました。長い中国駐在生活で”やっぱり日本が一番”と思っている父と、一貫して”中国なんて野蛮だわ”と思っている母を、説得します。