現状
自己紹介で,「当面は,司法試験予備試験の受験勉強に取り組んでいきます。」と,さもこれから受験勉強を再開するかのように書きましたが,実はすでに少し勉強を進めています。具体的には,まず,法科大学院で学んだ記憶を喚起するために,7法の基本書を通読しました。行政組織法,地方自治法,商法総則・商行為法,手形法・小切手法,民事執行法・民事保全法といった,いわゆるマイナー科目・分野についてももちろん読みました。その後,憲法,行政法,民事訴訟法,刑法の判例集を通読しました。民法,商法,刑事訴訟法の判例集は,使おうと思っていた教材が少し古くなっていたので,改訂版が出版されたら読もうと思って飛ばしました。また,選択科目については,予備試験の試験科目にはないので,とりあえず何も手を付けていません。一方,法律実務基礎科目については,予備試験の試験科目にあるものの,基本7法の勉強をした後に取り組んだ方が効率的であろうことと,手持ちの教材が古くなっていてあまり気乗りしなかったことが理由で,手付かずの状態です。次に,手元にあった『タクティクス アドバンス』(商事法務)と『司法試験の問題と解説』(日本評論社)を使って,短答式問題の演習に移りました。勉強法の詳細については,別の機会に譲りますが,簡単に言うと,『タクティクス アドバンス』を1冊全部解き,これに収録されていない過去問については,単年度ごとに時間を計って解答した後,『司法試験の問題と解説』で確認するという手順で勉強しています。これが,憲法,民事訴訟法,刑法,それと商法の会社法と手形法・小切手法の分野については終わっていて,民法が途中というのが現状です。ちなみに,行政法,商法総則・商行為法,刑事訴訟法を後回しにしたのは,法改正に対応した基本書の改訂を待っているためです。ここまで勉強してみて,良かった点,悪かった点,双方ありましたが,それについては,勉強法のトピックスの中で言及しようかと思います。次回は,使用教材の選び方について。それでは。