お姉ちゃん。
今日、姉が一人立ちしました。幼い頃から俺達姉妹は平均的姉妹より、コミュニケーションをとっていませんでした。それが当たり前だと、幼い頃俺は思ってた。でも、たまにはお姉と一緒に居たくて別に好きでもない漫画を買ってお姉に報告したり別に好きでもないゲームを一緒にやったり別に好きでもないアニメを一緒に見たりして必死にお姉と一緒に居ようとしていました。俺が物心つく前から母は夜働きに出かけ父も出張等で家を離れ、夜お姉と2人で寝る事が多かったです。いつも「光より早よ寝んといてや!!!」とうっとうしがるお姉にくっついて寝てました。姉はいつも俺が寝た後に寝てくれてました。母が夜働くので、だいたい食事は父とお姉が作ってくれました。もちろん母も元気な時は作ってくれていました。いつもおいしいご飯やお菓子をムスッとした顔でもくもくと作ってくれてました。その感謝を込めて昨日、天然石が入ったネックレスをプレゼントしました。面と向かって話したり、渡したりするのが恥ずかしかったので寝る前にまだ帰ってない姉の部屋の机の上に手紙とプレゼントを置いて寝ました。起きたらお姉はもう居ませんでした。一度母にお姉が出るからと声をかけられましたが昨日手紙にたくさんの想いをつづったのであえて起きませんでした。プレゼントした石言葉は幸運。お姉が家を出て行っても、仕事や一人で過す家、そして向こうで出来るであろう人達お姉自身に不幸が舞い込まないように。そう願いを込めて昨日机に置きました。そのプレゼントと手紙を受け取ったのか捨てたのかは解りませんが、きっとプレゼントを持って出て行ってくれたと信じてこれからのお姉の新生活がどうか、お姉にとってプラスになりますように。追伸笑ってね。お姉ちゃん。大好きやよ。