虫垂炎手術入院顛末1日目・その１

2020年02月02日

カテゴリ：健康　持病

いまさらながらですが備忘録がてら、昨年11月経験した急性壊死性虫垂炎の手術
および入院の経緯をここに記録しておこうと思います。

11月23日勤労感謝の日、起床時よりシクシクと胃が痛んで
あら～、最近外食が重なったから食べすぎかな、とまずは思ったのでした。

朝食は普通に食べることができたのに、
お昼は全然食欲がわかないので、軽くおかゆで済ませた。
痛みは徐々に腹部のほうへ移って、う～ん、なんだこの痛みは

いつもの下痢を催す腹痛とも違うし・・・

おなか全体が痛い。祭日なので病院も開いていないし、
夫に言って薬局でブスコバン買ってきてもらおうか。

いやいや、へんに痛みを抑えたら原因がわからなくなるかもしれないから、
やっぱりやめておこう、とかいろいろ思考を巡らせながら、
痛みが治まるのをじっと待つのみ。

３時にアカディを少し飲んだ。夕飯は全く食べる気にもならなかった。

このころには熱も出て、痛みもやや強くなっていた。
夫は「病院に行くなら車で連れて行くよ」と言ってくれたが、
「インフルエンザかもしれない、インフルならば、
今検査しても陽性とはならないから、まだ様子をみる」と
まだまだ悠長に構えていた。

寒気で寝られそうにないので、お風呂に浸かりあたたまってから、
もう寝てしまうが一番とベッドにもぐりこむ。
しかし、おなかの痛みはどんどん増すばかりで、とてもじゃないが眠れそうにない。

この痛みただ事ではない

とさすがに感じ始めていた。

スマホで症状を検索すると、いろいろ出てくる。

その中に、確かに盲腸はあった。
だが、痛みは右下腹ではないし、腹部全体がずんずん痛む。
そして、虫垂炎は若い人がなるものもの、という先入観にとらわれていた私。
思いつくのは、膵炎。　これだったらヤバイ、命に係わる

１１時過ぎ、ちょうどトイレに降りてきた夫に、救急車を呼ぶように頼み、
ざっと着替えて、お薬手帳やふだん服用している薬、救急病院の診察カード
財布など準備して、救急車の到着を待った。

救急車に乗り込むと、救急隊員に症状と持病とを聞かれ、
狭心症と高血圧があると答えると、即座に
心電図電極と血圧計をつけられ測定開始。
血圧は確か１８０くらいに上がってた。
とにかくおなかが痛いと訴えると、ここは痛いか、こちらはどうかと、
あちこち触られるが、自分でもどこが痛いのかわからない。
熱もかなり出ているようだった。

救急車に乗ったのはこれで三度目。
夫がヘルニア陥頓のため搬送されたときに付き添いで乗り、
二度目は高速道路で交通事故にあったとき。
けがはしていなかったが、やはり狭心症があるので
念のためと救急病院へ搬送された。

今回が一番苦しかった。
救急車の揺れが、腹部にびんびん響くのだ。

救急

へ着くと、まるでコードブルーのドラマよろしく、
担架ごと救命室へ運ばれ、若い医師たちに取り囲まれた。

でかい子宮筋腫も保持した６０代の患者の訴える腹痛。
子宮か

胆嚢

などと若い医師たちの声が聞こえてくる。
血液検査のための採血、胸部腹部エコー、続いてCT。
目くるめく速さで検査が行われ、、、

ようやく診断が出た、虫垂炎。
外科の医師が来て、「子宮摘出と虫垂炎切除と同時に手術しましょうか、
二度切るより一度で済ませたほうがいいでしょう。」と、
とんでもないことをのたまう

ちょっとちょっと
子宮をとるなんて急に言われても、心の準備ができてない。
この年まで頑張って子宮摘出せずにきたのに・・

S医師に正直に言いました。
「二回帝王切開で出産したが二度とも弛緩出血のため輸血して、
おまけに特異体質だからと言って痛み止めもろくに使えなくて、
ひどい目にあった。完全なトラウマになってて、怖いんです。」

「それじゃ、今回は薬で散らしましょう。
このまま２～３日入院してください。」

かくして、私は着の身着のまま外科病棟ではなく、
循環器病棟の四人部屋に入り、抗生剤の点滴が始まったのでした。

つづく

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Last updated 2020年02月04日 22時42分15秒

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