糒(ほしいい)作りと非常食
いちごちゃん:ねえねえ、くろさん...くろさんδ :なあに、いちごちゃん。いちごちゃん:おとーさんが、ごはん干してるんだけど、あれはなーに?くろさんδ :あれは、ほしいい作りだねー 昔から作られていた、保存食だねー。アルファ米の祖先みたいなものかな。いちごちゃん:少し前から、なんか実験してたみたい。くろさんδ :んー、実際に干した米の戻し方をやってみてたみたいだね、 アルファ米だと、熱湯15分または水で1時間で食べられるように戻せるんだけど、 ほしいいはちょっとダメだったみたい。 結局、倍の重さの水で、火にかけて戻すのが一番食べやすかったようだね。いちごちゃん:作るのも、食べるのも手間がかかるわねー。猫は米食べないけど。くろさんδ :でも、非常時用の保存食としてはいいんだよ。 長期保存できるし、生米と比較して半分以下の重さになる。 我が家では、非常食として5KGの生米をローテーションして、常に10KGは保存するようにしていたんだけど、 それだと、常に1、2か月前の米を食べることになる。 糒を5KG作って備蓄しておけば、購入した米をすぐに食べられるようになる。いちごちゃん:なるほど。あとは、カビとか、虫とかに注意すればよさそうねー。作り方:米を洗って干します。洗うのは、なるべく米の塊を作らないため。固まってしまうと、乾きが遅くなって、カビたり、食べるとき戻りが悪くなったりします。こんな感じで、巻きすに洗った米を広げます。竹の皮の面に乗せた方が、乾いた後、くっついた米をはがしやすいように思います。糸の部分は、乾いた後、木綿が米にくっついてくるので、外して広げます。網に入れて、天日干しにします。特に1日目で表面が乾くまで、4~5時間ぐらいはしっかり乾かすといいです。このタイミングで雨に降られると、カビます。その後は、天日干しと室内干しを組み合わせて、4日ぐらい乾燥させます。換装すると、透明感が出てきます。何粒かくっついてますが、大きな塊にはなっていない状態。この写真は3日目で、もう少し乾かします。乾かしたら、瓶などに入れて保存します。食べるときは、倍の水で、水がなくなるまで炊きます。最悪、火が使えない時には、水で1時間程度戻すと、食べれるようになるようです。いちごちゃん: