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低コレステロールへの常識を改めよう

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2008/10/06
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Dr.ビュートのThe アスクレペイオン;
 ベスト チョイス ガイド: テイラーメイド栄養・食餌療法(Tailor-Made Dietetics)・・50



 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・36・・国際的学術評価ナンバーワンのダイエット法; 低炭水化物、カロリー・蛋白質・脂肪摂取制限なし

 ・ 世界的に通用しているダイエット法の優劣とまとめ・・5・・ダイエット食と糖尿病食

 メタボリックシンドローム(メタボ)による障害は、結局のところ、内蔵脂肪蓄積に伴なうアディポカイン(アディポサイトカイン)の各種の分泌異常に起因した動脈硬化性変化の促進にあるのです。

 そして、血管や体内での炎症のパラメーターである高感度CRPの動向が問題となります。


 そもそも、メタボは糖尿病との関係からスタートしているのです。

 我が国では、肥満学会主導による腹囲が何センチかの問題で注目され、肥満が強調されて、また、BMI(Body Mass Index)が25以上による心血管疾患死の危険性が強調されています。

 我が国では、BMIが25以上をひとまとめにした肥満障害が話題となっています。

 しかし、BMIが25~30未満で、心血管性疾患死亡、癌死亡、感染症や事故など、その他の原因による死亡の死因であれ、死亡者は最低となるとの事実は、既に、論文の紹介をしてきた如くです

 心血管性疾患による死亡が増加するのは、BMIが30以上、本格的には、BMI35以上で増加するのです

 しかし、我が国では、BMIが30以上、35以下の人たちは、2.3%(15.0%)、35以上は、0.3%(8.3)に過ぎません(カッコ内はアメリカの%)。

 我が国の心筋梗塞死が、欧米に比し四分の一、五分の一以下と少ないのは、単に、BMIが30以上の人たちが少ないからだと考えられます。


 そして、BMI18.5~25未満は、69.6%(40.7%)で、BMI25~30未満は、21.1%(33.8%)です。

 つまりは、我が国では、21.1%の人たちは、ワザワザ、死亡の危険が増すBMIが25以下になるような努力を求められていると言えます。


 BMIが30以上の肥満の人たちで、糖尿病または血糖値が高い傾向にあれば、上述のアディポカインの分泌異常や血管の炎症のパラメーターとしての高感度CRPの高値には警戒する必要があるのです

 また、肥満がなくとも、同様に、アディポカイン分泌のアンバランスや高感度CRPの上昇には、動脈硬化性疾患を始めとした死亡の危険が増すと用心の必要があります。


 以上の事実を背景として、糖尿病とダイエット食についての紹介を本シリーズ「低コレステロール血症を改善する元祖」の203と204、前回の208で取り上げました。

 ダイエット食として、低炭水化物・高脂肪食・カロリー制限無しのAtkins食とオリーブ・ナッツ・中脂肪・カロリー制限ありの地中海食が、インスリン感受性の増加に有効なことを示しています

 
 加えて、糖尿病患者では、上述のダイエット食によって、インスリン感受性のみならず、血糖値の低下にも役立つとの事実が示されました。

 しかし、低脂肪食では、血糖値は、逆に上昇となり、インスリンに対しても効果は低いのです

 また、上述しましたアディポカインのうちで、善玉アディポカインと言えるアディポネクチンと炎症反応のパラメーターの高感度CRPとの関係が検討されています。

 本シリーズの203で取り上げましたように、アディポネクチンの上昇は、高脂肪食のAtkins食と中脂肪食の地中海食で効果的で、高感度CRPでは、低下が明らかとの結果でしたが、低脂肪食では、あまりカンバシク無いとの結果でした。

 つまりは、糖尿病の食事管理としての栄養成分としては、低炭水化物・高脂肪食が良いことを示しているのです

 それ故に、欧米を中心に、今や、炭水化物摂取量を制限し、高脂肪食、カロリー制限も緩やかとなっているのです

 しかし、我が国では、依然として、従来型の栄養摂取タイプに固執しているのが現状と言えます


 しかし、我が国でも、日本経済新聞が、2008年・3月18日の夕刊で、「糖尿病の新食事療法・・炭水化物だけ減らす・・血糖値押さえ続けやすく」との掲載がされました。

 つまり、低炭水化物・高脂肪食・カロリー制限は穏やかな糖尿病食の勧めが取り上げられています

 紹介しました論文の事実から正当なる糖尿病食として納得のいく糖尿病患者の指導すべき方向と言えます


 (はてな日記では、『日常茶飯の「こころ」・・81・・俯瞰思考;価値観の幻想;ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・39・・レトロモダン(RetroModern)及びネオテニーイズムの光と陰; 日本の混沌・・2(Neotenyism)を話題とします)

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の基・・15・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』を話題とします)

 (Googleでは、『オタピーラプソディー;『脳力』は『健康力』を・・5・・『健康力』の常識は変わっている・・4・・『メタボの罠ー『病人』にされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書〉』を話題とします)

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Last updated  2008/10/06 08:40:59 AM
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2008/10/02
 

Dr.ビュートのThe アスクレペイオン;
 ベスト チョイス ガイド: テイラーメイド栄養・食餌療法(Tailor-Made Dietetics)・・49



 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・35・・国際的学術評価ナンバーワンのダイエット法; 低炭水化物、カロリー・蛋白質・脂肪摂取制限なし

 ・ 世界的に通用しているダイエット法の優劣とまとめ・・4・・ダイエット法と血糖値、血中インスリン値の増減



 I:Atkins, LEARN, Ornish, Zoneでの血糖(mg/dl)、インスリン(μU/ml)
           の変動(-値は低下を示す)



  ダイエット法                  6ヶ月後    1年後


 血糖値: 正常者           

  Atkins(超低炭水化物・高脂肪)       0.2     -1.8      

  LEARN法(生活スタイル、高炭水化物)   ー0.9      0.5             

  Ornish法(高炭水化物、低脂肪)      ー0.6     ー0.8
   
  Zone法(低炭水化物、中脂肪)       -1.7     -1.6


 血中インスリン値: 正常者

  Atkins(超低炭水化物・高脂肪)       -2.8    -1.8

  LEARN法(生活スタイル、高炭水化物)    -2.1    -1.8

  Ornish法(高炭水化物、低脂肪)       -0.1    -0.2

  Zone法(低炭水化物、中脂肪)         0.1    -1.5

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


   II:Atkins, 地中海, 低脂肪食法での血糖(mg/dl), インスリン(μU/ml)
     の変動(-値は低下を示す)



 ダイエット法                 6ヶ月後   1年後    2年後

 
 血糖値: 正常者  

  Atkins法(超低炭水化物、高脂肪)       2.3    0.5    1.3

  地中海法(オリーブ・ナッツ、中脂肪)   5.6    1.4    3.1

  低脂肪食                   2.5    0.9    3.1                 


 血糖値: 糖尿病患者 
       
  Atkins法(超低炭水化物、高脂肪)    -7.8   -18.1   1.2          

  地中海法(オリーブ・ナッツ、中脂肪) -18.1   -23.4  -32.8

  低脂肪食                   4.8     3.0   12.1
         ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



 血中インスリン値: 正常者

  Atkins法(超低炭水化物、高脂肪)                   -3.7

  地中海法(オリーブ・ナッツ、中脂肪)                 -1.8
            
  低脂肪食                                  -1.4


 血中インスリン値; 糖尿病患者

  Atkins法(超低炭水化物、高脂肪)                   -2.2

  地中海法(オリーブ・ナッツ、中脂肪)                 -4.0
            
  低脂肪食                                  -1.5 
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 ・ 正常者

   血糖値

  I(閉経前の女性対象)での結果は、血糖値は低下傾向にはありますが、ダイエット法によって、明らかな差があるレベルの変動は認められるとは言えません。

  II(男性中心)での結果では、Iでの傾向とは逆で、血糖値は+傾向にはあります。

  地中海ダイエット法では、6ヶ月後での上昇傾向が顕著と言えそうです。

  しかし、正常者に対しては、全体として、血糖値の変化にはあまり影響がないようです



   血中インスリン値

  Iでの結果は、血中インスリン値は、低下傾向があると言えます。

  Atkins法とLEARN法で、低下傾向は強いようです

  IIでの結果では、Atkins法でのインスリン値の低下が顕著だと認められます。

  正常者で、血糖値には影響がなくとも、インスリンが少なくても血糖値が保てることを意味しています。

  つまり、インスリンの働きが効果的になった、つまり、耐糖能が良くなっているといえます


 ・ 糖尿病患者

   血糖値

   IIでのみ検討されています。

   糖尿病患者では、血糖値は、Atkins法と地中海法で低下傾向があります。

   取り分け、地中海食ダイエット法で、血糖値の低下が顕著だと判ります。

   しかし、低脂肪食法では、上昇傾向があると判ります。

   つまりは、糖尿病患者では、地中海食、Atkins食が好ましく、低脂肪食は、良くないとなります。


   血中インスリン

   糖尿病患者の人たちも、Atkins法、池中海法、低脂肪法の何れのダイエット法であれ、上述の如く、インスリン効率は改善されて、耐糖能はよくなると言えます。

   地中海食ダイエット法は、血糖値の改善同様、血中インスリン値:耐糖能の改善も良い結果となっています


  以上の結果は、糖尿病患者では、低脂肪食は良くないと言えます。


  以上より、それぞれのダイエット食にあって、脂肪食が、血糖値やインスリンの働きを改善する傾向を示し、前回の血中の脂質成分ともども、良い方向に改善されるとなります


 (はてな日記では、『日常茶飯の「こころ」・・81・・俯瞰思考;価値観の幻想;ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・39・・レトロモダン(RetroModern)及びネオテニーイズムの光と陰; 日本の混沌・・2(Neotenyism)を話題とします)

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Last updated  2008/10/03 08:22:54 AM
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2008/10/01
 

Dr.ビュートのThe アスクレペイオン;
 ベスト チョイス ガイド: テイラーメイド栄養・食餌療法(Tailor-Made Dietetics)・・48



 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・34・・国際的学術評価ナンバーワンのダイエット法; 低炭水化物、カロリー・蛋白質・脂肪摂取制限なし

 ・ 世界的に通用しているダイエット法の優劣とまとめ・・3・・中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロールの増減

 取り上げてきました二つの論文からのそれぞれのダイエット法に伴なっての血中脂質成分の増減を検討した結果のまとめです


   I:Atkins, LEARN, Ornish, Zoneでの血中脂質の増減比較(mg/dl)
   (中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール)



  ダイエット法                   6ヶ月後    1年後


 中性脂肪

  Atkins(超低炭水化物・高脂肪)     -35.6   -29.3

  LEARN法(生活スタイル、高炭水化物)  -16.1   ー14.6             

  Ornish法(高炭水化物、低脂肪)     -7.6    ー14.9
   
  Zone法(低炭水化物、中脂肪)      -21.8    -4.2


 HDL-コレステロール

  Atkins(超低炭水化物・高脂肪)      5.1     4.9

  LEARN法(生活スタイル、高炭水化物)    2.1     2.8

  Ornish法(高炭水化物、低脂肪)      0.0     0.0

  Zone法(低炭水化物、中脂肪)       3.3     2.2


 LDL-コレステロール

  Atkins(超低炭水化物・高脂肪)      1.7     0.8

  LEARN法(生活スタイル、高炭水化物)   -2.4     0.6

  高炭水化物、低脂肪Ornish法      -3.2    -3.8
        
  Zone法(低炭水化物、中脂肪)        0.5     0.0
            
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


   II:Atkins, 地中海, 低脂肪食法での血中脂質の増減比較(mg/dl)
    (中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール)



 ダイエット法                   6ヶ月後    2年後

 
 中性脂肪   

  Atkins法(超低炭水化物、高脂肪)   ー40.0    -23.7

  地中海法(オリーブ・ナッツ、中脂肪)   -23.0    -21.8

  低脂肪食                  -11.7     -2.8                 


 HDL-コレステロール 
       
  Atkins法(超低炭水化物、高脂肪)     4.8      8.4

  地中海法(オリーブ・ナッツ、中脂肪)   2.0      6.4

  低脂肪食                   1.7      6.3


 LDL-コレステロール

  Atkins法(超低炭水化物、高脂肪)     1.0     -3.0

  地中海法(オリーブ・ナッツ、中脂肪)  -4.3     -5.6
            
  低脂肪食                -0.2     -0.05
            ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


 1) 中性脂肪の増減

 I:のグループでは、高脂肪食・カロリー制限無し・低炭水化物によるダイエット法のAtkins法が、一番の血中中性脂肪値の低下を認めていることがわかります

 カロリー制限は無いが、高炭水化物、低脂肪食のOrnish法、カロリー制限がありで、中脂肪・低炭水化物食のZone法では、中性脂肪の低下には、効果的ではないと判ります。

 次に、II;グループでは、中性脂肪の低下は、同様に、Atkinsダイエット法で、最も効果的だったのです

 取り分け、低脂肪食ダイエット法で、中性脂肪の低下が悪いことが判ります


 I:,II:の結果より、高脂肪食よりも、炭水化物食に依存する食事スタイルは、中性脂肪の上昇を誘発することを示しています

 メタボリックシンドロームでの内臓脂肪蓄積に伴なう“悪者”たる中性脂肪は、炭水化物依存・低脂肪食で蓄積され易くなっていると言えるのです。

 我が国の多くの人たちが、勘違いしている事実だと思います。


 2) HDL-コレステロールの増減

 I:,II:のいずれのダイエット試験にあっても、Atkins法による、高脂質・低炭水化物・カロリー制限なしで、最も効果的にHDL-コレステロール値が上昇していることは明らかです

 一般には、善玉コレステロールと言われて、HDL-コレステロールの血中濃度は高い方が良いと考えられています

 しかし、HDL-コレステロール値(mg/d)は、90~40の範囲にあるのが良く、それ以上でも、それ以下でも死亡率は常食傾向にあることに注意が必要です


 3) LDL-コレステロールの増減

 I:の結果では、いずれのダイエット法によっても、LDL-コレステロール値にはあまり影響があるとは言えない結果でした。

 II:の試験での地中海食(オリーブ・ナッツ、中脂肪で、脂肪摂取量は一日の摂取カロリーの35%以下)が、LDL-コレステロール値低下に有効であることがわかります

 しかし、低脂肪食では、脂肪摂取は一日30%となっていますから、地中海食での35%近い脂肪食の摂取は、オリーブ・ナッツ摂取ともども、意味があることを示しています


 以上、現在、国際的な評価の対象となり得るレベルのダイエット法の比較検討にあって、前回に取り上げました体重減少効果ともども、血中脂質成分の改善も、Atkin法が、最も好ましい結果となっていることが判ります


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Last updated  2008/10/01 09:02:52 AM
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2008/09/29


 

Dr.ビュートのThe アスクレペイオン;
 ベスト チョイス ガイド: テイラーメイド栄養・食餌療法(Tailor-Made Dietetics)・・47



 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・33・・国際的学術評価ナンバーワンのダイエット法; 低炭水化物、カロリー・蛋白質・脂肪摂取制限なし

 ・ 世界的に通用しているダイエット法の優劣とまとめ・・2・・体重減少効果の比較


 前回に紹介しましたダイエット法は、1)の論文では、Atkins法(超低炭水化物、高脂肪食)を中心として、Ornish(高炭水化物、低脂肪食)、Zone(低炭水化物、中脂肪食)、LEARN(生活スタイル、高炭水化物、低脂肪食)との比較検討です。

 2)の論文では、Atkins法(低炭水化物、高脂肪食)を中心に、地中海食(オリーブ・ナッツ、中脂肪食)、低脂肪食での比較です。

 今回は、それぞれでの体重減少の比較とします。

 体重の減少は、―値として示します。


      I:Atkins, LEARN, Ornish, Zone法での体重減少効果の比較(kg)

 ダイエット法                   6ヶ月後    1年後

  Atkins(超低炭水化物・高脂肪)     ―5.8    ―4.7

  LEARN法(生活スタイル、高炭水化物) ―3.2    ―2.6

  Ornish法(高炭水化物、低脂肪)     ―2.4    ―2.2

  Zone法(低炭水化物、中脂肪)      ―2.0    ―1.6
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

      II:Atkins, 地中海, 低脂肪食法での体重減少効果の比較(kg)

ダイエット法                   5ヶ月後     2年後

  Atkins法(超低炭水化物、高脂肪)   ―6.5    ―5.5

  地中海法(オリーブ・ナッツ、中脂肪)  ―4.8    ―4.6

  低脂肪食                  ―4.6    ―3.3
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 I,IIのいずれのランダ化栄養介入試験にあっても、ダイエット開始後、体重減少は5~6ヶ月後にピークとなり、その1~2年後の体重減少効果は減少するとの結果だと判ります。

 I,IIのいずれの試験にあっても、ダイエット開始後のいずれの時期でも、超低炭水化物・高脂肪食のAtkins法で、一番の体重減少効果が得られています。


 Iのダイエット試験グループでは、Atkins法以外の方法では、体重減少効果に殆んど差が無いと判ります。

 IIのダイエット試験グループでは、5ヵ月後では、Atkins法が地中海法と低脂肪食法に比して効果的な結果となっています。

 地中海法と低脂肪食法とでの体重減少効果には、それほど差はありませんが、2年後では、低脂肪食法が良くないようです


 I,IIの試験対照となったすべてのダイエット法を含めての結果では、低脂肪食、高炭水化物食は、Atkins法に勝てないのです

 Atkins法のように、炭水化物制限は強いが、高脂肪食とカロリー制限の無いダイエット法が、体重減少にとって、1年、2年続けても、最も効果的だということです。

 
 次回は、高脂肪食では、血中の脂質成分が上昇すると心配する人が多いと思いますから、I,IIでのすべてのダイエット法で比較してみます


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Last updated  2008/09/29 08:38:56 AM
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2008/09/26
 

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 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・32・・国際的学術評価ナンバーワンのダイエット法; 低炭水化物、カロリー・蛋白質・脂肪摂取制限なし

 ・ 世界的に通用しているダイエット法の優劣とまとめ・・1

 1)Coparison of the Atkins, Zone, Ornish, and LEARN Diets for Change in Weight and Related Risk Factors Among Overweight Premenopausal Women The A to Z Weight Loss Study: A Randomaized Trial, C.D.Gardner,et als, JAMA,297,969-977,2007

 2)Weight Loss with a Low-Carbohydrate, Mediterranian, or Low-Fat Diet, New England. J. Med., 359,229~241, 2008



 1)、2)の論文によって、国際的な評価に耐えるようなダイエット法について、恣意性ある結果を排除するために、前向きランダム試験による栄養介入試験が行われました。

 1)の論文(2007年)では、低炭水化物食ダイエット法のAtkins、高炭水化物食ダイエット法のOrnish及びLEARNと炭水化物、脂質、タンパク質のバランスダイエット法のZoneの四法のダイエット法の優劣比較を、閉経前の女性を対象とした一年間にわたる試験を行った結果を報告しました(本シリーズの「低コレステロール血症を改善する元祖・・161から173」で紹介)。

 2)の論文(2008年)では、上述の低炭水化物食ダイエット法のAtkins、オリーブ油とナッツに注目の地中海食、アメリカ心臓連合の奨める低脂肪食のダイエット法の優劣比較を、中年男性を中心とした二年間にわたる試験を行った結果を報告しました(本シリーズの「低コレステロール血症を改善する元祖・・197~204」で紹介)。


 両論文で取り上げられている低炭水化物食のAtkins(アトキンス)法が、体重減少効果をはじめとして、ダイエット法として最も優れた効果的な方法であることを示しています。

 上述1)の論文でのAtkins,Zone,Ornish,LEARNのダイエット法の概略と特長は次のようです

 AtkinsとOrnishでは、ダイエットに当たり、カロリー制限はありません。

 炭水化物、脂肪、蛋白質を食する基本的な一日のバランスは次のようです。

 Atkins; 超低炭水化物食(Very Low in Carbohydrate)ダイエットと言えます。
 
         炭水化物:5%(始めの2週間は一日 20グラム以下からの開始となり、順次増加します)

         脂肪:60%

         蛋白質:35%


         ダイエット開始後2ヶ月は、一日炭水化物摂取量は20グラム。

         続いて、炭水化物摂取を次第に増量して、一日120グラムとする。

         しかし、脂肪及びタンパク質摂取とカロリー制限は無し。

         トランス脂肪酸の摂取を避ける必要があり、野菜などの食品摂取に心がける。


 Ornish; 超高炭水化物食(Very High in Carbohydrate)ダイエット 

         炭水化物:70%

         脂肪:10%以下

         蛋白質:20%

 
  ZoneとLEARNでは、カロリー制限がありますが、一日の炭水化物、脂肪、タンパク質を食するバランスは次のようになります


 Zone: 低炭水化物食(Low in Carbohydrate)ダイエット

       炭水化物:40%

       脂肪:30%

       蛋白質:30%

 LEARN: 生活スタイル、運動、心構えや人間関係も含む総合的なダイエット法で、高炭水化物、低脂肪食とします(Lifestyle,Exercise,Attitudes,Relationships,and Nutrition; low in fat,high in carbohydrte, based on national gudelines)。

       炭水化物:55~60%

       脂肪:20~25%、飽和脂肪の摂取量は10%以下とする低脂肪とします。

       蛋白質:20%


  AtkinsとZoneは、低炭水化物食ダイエット、 OrnishとLEARNは、高炭水化物食ダイエットと言えます


  以上の四法を比較すべく、一年間におよぶ試験が行われたのです。


 2)の論文では、Atkins法は、上述の1)の論文と同様な低炭水化物食ダイエット法です。

 地中海食ダイエット法と低脂肪食ダイエット法の概略は以下の如くです




 地中海食ダイエット法(Mediterranneant Diet法、Willett & Skerrett法を基本とする)

    地中海食ダイエットは、カロリー制限と脂肪摂取は中等度のレベル。

    野菜をたくさん摂取して、赤肉種の摂取は少なめとする。

    肉食は、牛やラムよりも家禽や魚を優先とする。

    一日カロリー摂取量は; 男性は1800kcal.  女性は1500kcal

    脂肪摂取は、一日摂取カロリーの35%以下とする。

    主とする一日脂肪摂取食品としては、30~45グラムのオリーブ油と5~7個のナッツ(20グラム以下)に心がける



 低脂肪ダイエット法

    低脂肪食ダイエット法は、アメリカ心臓連合のガイドライン(American Heart Association Guidelines)に基づいています。

    一日カロリー摂取量は; 男性は、1800kcal、 女性は、1500kcal

    一日脂肪カロリー摂取は、30%とする。

    その内、一日摂取量として、飽和脂肪酸によるカロリーは、10%とし、コレステロール摂取は300mgとする。

    また、次のような食品摂取に努める。

     ・低脂質穀物、野菜、果物や豆類類の摂取に努める。

     ・しかし、余分な脂肪、スイート、高脂肪のスナックは食べないように心がける



 以上の二法にAtkins法のダイエット法を加えた三法をランダム試験によって、二年間におよび検討したのです


 以上のAtkins法を中心に、一流のダイエット法を、前向きランダム試験による栄養介入試験による結果ですから、巷で話題になるような“ダイエット法”での有効性とは意味が異なります

 そうしたレベルの栄養介入試験で、それぞれ独立した研究機関による国際的評価に耐える一流の論文で、比較した一流のダイエット法の六法の内で、1年から2年におよぶ追跡によって、低炭水化物食ダイエットのAtkins法が、共にナンバーワンの成績を示したのです。

 低炭水化物食ダイエット法のAtkins法が、体重減少のみならず、例えば、中性脂肪の低下など脂質成分の改善を始めとした動脈硬化抑制因子の改善にも、低脂肪食ダイエット法より勝っていると判明したのです


 我が国では、未だに、このレベルの栄養介入試験を行えるレベルにはないのですから、この結果は重く受け止める必要があります

 つまり、日本の国内版的ダイエット法は、恣意性を排除した科学的評価に耐えるレベルのダイエット法ではないのです


 (はてな日記では、『日常茶飯の「こころ」・・81・・俯瞰思考;価値観の幻想;ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・39・・レトロモダン(RetroModern)及びネオテニーイズムの光と陰; 日本の混沌・・2(Neotenyism)を話題とします)

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の基・・15・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』を話題とします)

 (Googleでは、『オタピーラプソディー;『脳力』は『健康力』を・・5・・『健康力』の常識は変わっている・・4・・『メタボの罠ー『病人』にされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書〉』を話題とします)

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2008/09/25

 

Dr.ビュートのThe アスクレペイオン;
 ベスト チョイス ガイド: テイラーメイド栄養・食餌療法(Tailor-Made Dietetics)・・45



 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・31・・国際的学術評価ナンバーワンのダイエット法; 低炭水化物、カロリー・蛋白質・脂肪摂取制限なし

 ・ 二年間におよぶ低炭水化物食、地中海食及び低脂肪食ダイエット法の優劣比較・・7・・糖尿病のパラメーター(血糖、血中インスリン値、HbA1c)改善とダイエット法


 今や、欧米での糖尿病の食事療法は、低炭水化物、カロリー制限は、三千キロを著しく越えない食事コントロールが主流となっています。

 しかし、我が国では、依然として、総カロリー制限中心で、男性でも、1800キロカロリー以下の制限を受け、カロリー比が、炭水化物55~60%、脂肪20~25%、蛋白質20%を基本とした食事指導が行われています。

 ダイエット法も含めて、我が国では、脂肪は悪者、炭水化物は前者との信仰が根強く続いています


 今回の論文には、糖尿病患者も含まれており、低炭水化物食、地中海食、低脂肪食のそれぞれのダイエット法に伴なっての糖尿病のパラメーターが測定されています

 そのパラメーターとして、空腹時血糖、空腹時血中インスリン、及び、HbA1cに及ぼすダイエット法による影響を紹介します。

 今回は、糖尿病患者と非糖尿病者について、ダイエット法による二年間後の結果を取り上げます

 それぞれの検査値が低下した場合は、―値として示し、増加の場合は、+値として示します。


 ・ 空腹時血糖値
     
             空腹時血糖値の増減(mg/dl)

  ダイエット法     糖尿病患者    非糖尿病者

   低炭水化物食     +1.2     +1.3

   地中海食      ―32.8     +3.1

   低脂肪食      +12.1     +3.1
   ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 糖尿病患者グループでは、地中海食で、効果的な血糖値の減少が得られ、逆に、低脂肪食で、著しい血糖値の上昇となっていることが判ります

 地中海食、低脂肪食のいずれも、同一の摂取カロリー制限があり、男性では、1800キロカロリー以下、女性では、1500キロカロリー以下となっています。

 一方、カロリー制限は基本的には無く、脂肪摂取制限が無い、低炭水化物食では、空腹時血糖には影響がなかったと言えます。

 
 非糖尿病者では、いずれのダイエット食によっても、空腹時血糖には影響無しの結果でした


 ・ 血中インシュリン値


             空腹時血中インスリン値(mU/ml)

   ダイエット法     糖尿病患者    非糖尿病者

    低炭水化物食     ―2.2     ―3.7

    地中海食       ―4.0     ―1.8

    低脂肪食       ―1.5     ―1.4
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 糖尿病患者グループでは、地中海食法で、血中インシュリン値は低下傾向にあります。

 血中インシュリン値が低下していることは、上述の空腹時血糖値が下がっていることと一致していると言えます。

 つまりは、日頃の血糖値が低めにあり、また、インシュリン抵抗性が改善したことを示唆しています

 また、低脂肪食が糖尿病患者にとって、インシュリン値の改善が悪いことは、血糖値の低下ともどもだと判ります


 一方、非糖尿病者のグループでは、低炭水化物食で一番血中インシュリン値は低下を認めます

 つまりは、低炭水化物食は、日常的に、食事に伴なう急速な血糖上昇は無く、血糖値が平均的に低く保たれていることを示していると思います。

 
 ・ HbA1c

         HbA1c値(%)

             
    ダイエット法     糖尿病患者   

     低炭水化物食     ―0.9

     地中海食       ―0.5

     低脂肪食       ―0.4
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  HbA1c(グリコヘモグロビン)は、過去の1~2ヶ月の平均的な血糖値を示すパラメーターです。

  低炭水化物食が、一番優れていることが判ります。

  耐糖能がよくなっていることを示していると思います。


  一般的に言って、摂取した炭水化物は、およそ100%が糖となり、蛋白質は、50%ほどですが、脂肪は、10%以下に過ぎません
 
  それ故に、炭水化物食では、急速な血糖上昇となり、その高血糖が、動脈血管内皮の損傷や炎症を誘発して、その結果として前回取り上げました高感度CRPの低下が悪く、アディポネクチンの増加も、低炭水化物食に比して、良くないのだと一致することが判ります。

  炭水化物主体の食事は、急速な血糖値は上昇するが腹持ちは良くありません

  それ故に、空腹感を感ずるようになり、間食が多くなる人たちが多くなるのは、血糖値の低下が早いためです


  しかし、低炭水化物食では、高脂肪食となります。

  その上、脂肪食は、10%ぐらいしか糖に変わりませんから、急速な血糖上昇とはなりませんから、上述の高感度CRPの上昇も低く抑えられると言えます。

  また、過剰な血糖値上昇による中性脂肪への代謝も減ることになります。


  炭水化物主体の食では、急速な血糖上昇となり、余分な糖は中性脂肪に変換されて、内臓脂肪として蓄積されることになりやすいのです
  
  つまり、低脂肪食で、高炭水化物主体の食スタイルは、血糖値の急速な上昇によって、動脈硬化が促進され易くなっていることを示すパラメーターの高感度CRPは上昇を招き易く、内臓脂肪の蓄積は、善玉抗動脈硬化パラメーターと言えるアディポネクチンの低下を招くとの結果に加えて、体重増加も炭水化物食で起こりやすくなっているとなります

 
 しかし、低炭水化物食では、カロリー制限は3000キロカロリー以上の過度の高カロリー摂取をしなければ、急速な血糖値上昇が誘発され難いために、中性脂肪に変換されることは低下して、内臓脂肪の蓄積は誘発され難く、逆に、空腹感を招かないために間食は減り、内臓脂肪を利用して、その減少を誘発することになり、体重減少にとって効果的となるとなります

 加えて、前回に紹介した高感度CRPは低下、アディポネクチンは増加を誘発して、動脈硬化誘発の抑制に役立つといえるのです


 今回、更に、糖尿病にとっての食事コントロールにあっても、低炭水化物食が、低脂肪食より有効だとの結果でした。

 欧米が、何故に、高脂肪食で低炭水化物食を糖尿病の食事指導の主流となっているかの理由が判ったと思います


 そろそろ、我が国も、炭水化物食への神話的信奉を棄て、脂肪食に対する偏見を改めるべきだと思います


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2008/09/24
 

Dr.ビュートのThe アスクレペイオン;
 ベスト チョイス ガイド: テイラーメイド栄養・食餌療法(Tailor-Made Dietetics)・・44



 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・30・・国際的学術評価ナンバーワンのダイエット法; 低炭水化物、カロリー・蛋白質・脂肪摂取制限なし

 ・ 二年間におよぶ低炭水化物食、地中海食及び低脂肪食ダイエット法の優劣比較・・6・・高感度CRP,アディポネクチン,レプチンとダイエット法・・・2


 今回は、低炭水化物食、地中海食、低脂肪食のそれぞれによる二年間のダイエットに伴なっての、前回取り上げました高感度CRP, アディポネクチン、及び、レプチンの血中での増減を検討します

 それぞれの値が低下した場合は、―値で示し、増加は、+で示してあります


 ・ 高感度CRP

        
    高感度CRPの増減から見る低炭水化物食、地中海食、低脂肪食の優劣(mg/liter)


   ダイエット法     6ヶ月後    2年後

   低炭水化物食     ―0.7    ―1.3

      地中海食    ―0.5    ―0.9

      低脂肪食    ―0.2    ―0.5
          ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  高感度CRPの低下は、体重減少を伴なうダイエット法ほど、著しいことがわかります(低炭水化物食>地中海食>低脂肪食)

  低炭水化物食と地中海食で、高感度CRPは顕著と言えます。

  予想通り、体重減少効果の悪い、低脂肪食で、高感度CRPは最も低いことが判ります


 ・ アディポネクチン


    アディポネクチンの増減から見る低炭水化物食、地中海食、低脂肪食の優劣(mg/dl)


     ダイエット法     6ヶ月    2年後

    低炭水化物食     +0.4   +1.3

     地中海食      +0.5   +0.8

     低脂肪食      +0.1   +0.8
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  善玉アディポカインのアディポネクチンの値は、高感度CRPとは逆に、体重減少に伴なって、増加していることを示しています

  アディポネクチン値の増加は、体重減少で勝る低炭水化物食が、体重減少で劣る低脂肪食によるよりも強いことが判ります


 ・ レプチン


     レプチンの増減から見る低炭水化物食、地中海食、低脂肪食の優劣(md/dl)

               
     ダイエット法     6ヵ月後   2年後

     低炭水化物食     ー3.5   ―2.2

     地中海食      ―3.3   ―2.9

     低脂肪食      ―2.6   ―2.1
    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   レプチンについても、ダイエットに伴なう体重減少によって、減少する傾向を示しています

   体脂肪量を反映すると言われるレプチンは、体重減少がピークとなる、ダイエット開始後の6ヶ月後で顕著になることを示しています



 以上の結果より、高感度CRP、及び、レプチンは、それぞれのダイエット食によって、低下していることが判ります

 前回に解説しましたように、動脈硬化を促進する酸化ストレスや炎症のパラメーター、指標となる高感度CRPは、体重減少効果を反映しています

 一方、善玉アディポカイン(アディポサイトカイン)ともいえるアディポネクチンも、体重減少に伴なった内臓脂肪細胞量が低下すれば、上昇するといえます

 食欲抑制とエネルギー消費を増加するといわれるレプチンは、脂肪細胞が減少すると、その分泌が低下する傾向があります


 メタボリックシンドロームで問題となる内臓脂肪と関連性の高い高感度CRP, アディポネクチン、及び、レプチンは、それぞれのダイエット食による体重減少が顕著であれば、その値は改善されるとの結果でした


 既に示してきましたように、体重減少、中性脂肪、HDL-コレステロール値の改善の良い順位は、低炭水化物食>地中海食>低脂肪食でしたが、加えて、メタボリックシンドロームの改善指標たる高感度CRP, アデイポネクチン、レプチンのいずれの指標も、体重減少効果が有効な順位と一致した改善効果を持っていることになります

 
 つまり、低炭水化物食で、高脂肪食、カロリー制限の必要のない(魚介類を含む動物食と野菜を自由に食べて良い)は、脂肪摂取の制限と、カロリー制限のある低脂肪食より、体重減少効果のみならず、動脈硬化促進の危険因子の改善も良いといえるのです


 次回は、糖尿病食としての優劣を検討します


 (はてな日記では、『日常茶飯の「こころ」・・81・・俯瞰思考;価値観の幻想;ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・39・・レトロモダン(RetroModern)及びネオテニーイズムの光と陰; 日本の混沌・・2(Neotenyism)を話題とします)

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Last updated  2008/09/24 01:35:15 PM
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2008/09/22
 

Dr.ビュートのThe アスクレペイオン;
 ベスト チョイス ガイド: テイラーメイド栄養・食餌療法(Tailor-Made Dietetics)・・43



 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・29・・国際的学術評価ナンバーワンのダイエット法; 低炭水化物、カロリー・蛋白質・脂肪摂取制限なし

 ・ 二年間におよぶ低炭水化物食、地中海食及び低脂肪食ダイエット法の優劣比較・・5・・高感度CRP,アディポネクチン,レプチンとダイエット法・・・1

 我が国の多くのひとたちが、今だ、先入観的に低炭水化物食ダイエットより、低脂肪食ダイエットが優れており、“健康”に良いと思い込んでいる現状があると思います

 しかし、体重減少のみならず、前回には、中性脂肪の低下、HDL-コレステロールの増加など、脂質代謝異常に伴なうパラメーターの改善も、低炭水化物食が良いことを示しましたが、この事実は既に紹介しましたスタンフォード大学グループによる一年間の栄養介入試験の再現性を確認する結果です

 こうした脂質代謝条件の改善は、内臓脂肪細胞による障害病といえるメタボリックシンドロームに伴なう動脈硬化促進や抑制にかかわるパラーターをも改善する可能性を示します


 紹介しています論文では、低炭水化物食、地中海食、低脂肪食のそれぞれのダイエット法に伴なった動脈硬化性変化を抑制したり、促進に関与すると考えられているパラメーターが測定されています

 高感度CRP, アデイポネクチンとレプチンが取り上げられています。

 近年、心血管系の動脈硬化性変化との関係が注目されているバイオマーカーです。

 メタボリックシンドロームとして、糖尿病、脂質代謝異常や高血圧が、動脈硬化を促進する危険性が問題となっています。

 肥満にともなった内臓脂肪細胞の危険性が強調されるのは、その内臓脂肪細胞からなる脂肪組織が分泌するホルモンや生理活性物質(アディポカインまたはアディポサイトカインと呼ばれる)があり、心血管危険因子の分泌、酸化ストレスや炎症亢進を促進させるからなのです

 そこで、高感度CRP,アディポネクチン、レプチンのバイオマーカーとしての意味を簡単に概略を知っておきます


 ・高感度CRP

   CRPは、C-Reactive Proteinの略、以前より細菌、その他の理由によって、生体内で炎症が誘発された時に、上昇することが知られていたものです

 近年、高感度CRPと呼んだ、通常の炎症反応によって誘発上昇するレベル以下のCRPに注目が集まっています

 動脈硬化の発症、促進に、体内の炎症反応が関与することが判ってきたからです

 心血管危険因子が酸化ストレスを促進したり、逆に、酸化ストレスが心血管危険因子を増強したりするのです

 そして、酸化ストレスは、炎症を亢進することになります

 つまりは、心血管系の動脈硬化の発症、促進には血管内皮の炎症がキーともいえるのです。


 動脈血管は、血管内皮細胞によって保護されているのですが、その血管内皮が障害を受けるとその障害を修復しようとするのが血液系の細胞の血小板やマクロファージ(食細胞)と言われる白血球系の細胞で、その出動が誘発されるのです

 そこでは、細菌によると同様に炎症が発生するのです

 その修復のために、LDL-コレステロールが必要となるのですが、低コレステロールや低LDL-コレステロールの人では、その修復に不足がちとなります

 それ故に、動脈血管が破れ易くなり、低コレステロールの人たちで脳出血が起こり易い原因となるのです

 一方、血管修復のために出動してきたLDL-コレステロールは、マクロファージなどによって、バイ菌などと同じように酸化ストレスによって酸化を受けるようになります

 LDL-コレステロールが酸化を受けると、マクローファージによって食べられようになり、動脈壁の内側に蓄積されるようになります

 その蓄積に伴なった変化が動脈硬化性変化と言われるものです。

 つまり、酸化LDL-コレステロールが血管の内側に蓄積される前に、酸化ストレスや炎症が、心血管障害の進行、促進の誘引となるのです

 そうした炎症促進因子として、高感度CRPが注目され、その他にも、TNFαやインターロイキンー6などが問題となっています

 そこで、動脈硬化の形成にかかわる体内環境の炎症バイオマーカーが、心血管予後の推測としての意味は大きいと判ります。

 その代表として、今回、高感度CRPが、測定されているのです。

 アメリカのメタボリックシンドローム診断のために、いろいろ問題のある腹囲測定を止めて、高感度CRPにとって変えようと提言されているぐらいなのです。

 それ故に、今回の論文にあって、低炭水化物食、地中海食、低脂肪食のおれぞれのダイエット法による体重減少に伴なっての高感度CRPの増減は注目となります。


 ・ アディポネクチン

  体内の脂肪細胞のうちで小脂肪細胞は正常脂肪組織に多いのですが、その小脂肪細胞はアディポネクチンを分泌します。

 脂肪細胞特異的ホルモンとして注目なのです。

 肥満により内臓脂肪細胞が増加すると小型脂肪細胞ではなく、肥大化した脂肪細胞が増加することになるのです

 その肥大脂肪細胞は増加するとアディポネクチン分泌、作用の抑制をするのです

 アディポネクチンは、インスリン感受性や糖や脂質の代謝調節に関与していますから、その分泌低下は、動脈硬化促進となるとなります

 それ故に、内臓脂肪細胞の面積は、アディポネクチン分泌とは逆の関係があると言われています

 つまり、内臓脂肪細胞が増すと血中アディポネクチン量は低下するとなります

 このアディポネクチンの血中濃度は高い方が良いと考えられるのです

 その意味で、動脈硬化因子としては、HDL-コレステロールを善玉と呼ぶように言えば、善玉アデイボカイン(善玉アディポサイトカイン)と言えます


 ・ レプチン

  レプチンは食欲を抑制して、生体内のエネルギー消費を増加する作用があると注目されましたので、ダイエットのキーとなるのではと話題とされましたから、知っている人が多いのでは

  つまり、摂食・エネルギー消費因子と言えます。

  脂肪細胞からのレプチンの分泌は正常な糖や脂質の代謝には必要であると考えられています

  肥満に伴ない脂肪細胞・組織からはレプチンの分泌が増大するようになります

  しかし、レプチン分泌増加にかかわらず、インスリンの抵抗性や過食の改善は認められないと言われています

  それ故に、肥満ではレプチン抵抗性が誘発されているのではと検討されています。


 以上より、高感度CRPとレプチンは低い値を示した方が好ましく、アディポネクチン値は高いレベルにあるが、動脈硬化性の心血管予後にとっては望ましいと考えられることになります

 
 次回は、論文による、低炭水化物食、地中海食、低脂肪食の体重減少に伴なう高感度CRP, アディポネクチン、レプチンの動向を取り上げます


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 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の基・・15・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』を話題とします)

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Last updated  2008/09/22 08:59:35 AM
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2008/09/19
 

Dr.ビュートのThe アスクレペイオン;
 ベスト チョイス ガイド: テイラーメイド栄養・食餌療法(Tailor-Made Dietetics)・・42



 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・28・・国際的学術評価ナンバーワンのダイエット法; 低炭水化物、カロリー・蛋白質・脂肪摂取制限なし

 ・ 二年間におよぶ低炭水化物食、地中海食及び低脂肪食ダイエット法の優劣比較・・4・・中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール、総コレステロール/HDL-コレステロール比


  今回は、それぞれのダイエット法に伴なっての体重減少と血中の脂質への影響を検討します

  動脈硬化との関連性が注目の中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール、及び、総コレステロール/HDL-コレステロール比のダイエット法に伴なう変化です。

  前回紹介しましたように、それぞれのダイエット法の開始後六ヶ月で体重減少はピークとなり、その後は安定した体重を維持します。

  そこで、ダイエット開始時、六ヶ月後、二年目での上述の脂質値の動きを取り上げます


    低炭水化物食、地中海食、低脂肪食の血中の中性脂肪、HDL-コレステロール、LDL-コレステロール、総コレステロール/HDL-コレステロール比に与える影響


 中性脂肪(mg/dl)    

             開始時    6ヶ月後    2年後

 低炭水化物食       0     ー40.0   ―23.7

 地中海食         0     ―23.0   ―21.8

 低脂肪食         0     ―11.7    ―2.8 
  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   中性脂肪は、それぞれのダイエット法の開始後、低下傾向を示し、最も体重減少が著しくなる六ヵ月後に顕著な低下を示しています。

 そして、脂質と蛋白質摂取制限がなく、カロリー制限の必要がない、低炭水化物食によるダイエット法で、中性脂肪は、最も低下が著しい結果と判ります。

 逆に、脂肪摂取制限とカロリー制限を必要とする、低脂肪食ダイエット法で、最も、中性脂肪の低下が悪いとなります

 低炭水化物食の場合に比して、有意差をもって、低脂肪食による改善が良くない結果だったのです

 この結果は、既に、本シリーズ「低コレステロール血症を改善する元祖・・161~173」で取り上げて説明しましたが、前回にも紹介した論文の結果と一致するものです

 つまり、我が国では、低脂肪食が、血中中性脂肪値を低下させると思っている人が大部分だと言えますが、事実は逆で、低炭水化物食の方が効果的なのです

 国際的には、糖尿病にあって、低炭水化物、高脂質食による食事療法が標準になっているのですが、我が国では、マダマダの状況です。

 以下の脂質への影響でも、低炭水化物食ダイエット法が勝っていることが判ります。


 HDL-コレステロール(mg/dl)    

 低炭水化物食       0      +4.8    +8.4
 地中海食         0      +2.0    +6.4
 低脂肪食         0      +1.7    +6.3
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 俗に善玉コレステロールと言われるHDL-コレステロール値の改善にあっても、低炭水化物食ダイエットによって、地中海食や低脂肪食ダイエット法より、有意差が明らかな上昇を伴なったのです

 取り分け、低脂肪食ダイエット法より優れていることは明らかです

 この結果も、既に紹介した論文の結果と一致する効果です。

 HDL-コレステロール値の改善にとっても、低脂肪食が良くないことが判ります


 LDL-コレステロール(mg/dl)    

 低炭水化物食       0      +1.0    ―3.0

 地中海食         0      ―4.3    ―5.6

 低脂肪食         0      ―0.2    ―0.05
 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 俗に悪玉コレステロールと言われるLDL-コレステロール値では、地中海食による改善が良い傾向を示していますが、有意差を持つほどの効果に差は認められていません


  総コレステロール/HDL-コレステロール比

 低炭水化物食       0      ―0.8    ―1.1

 地中海食         0      ―0.5    ―0.9

 低脂肪食         0      ―0.3    ―0.6
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 総コレステロール値とHDL-コレステロール値との比は、総コレステロール値は低下し、HDL-コレステロール値が上昇すれば、低下することになります

 その比は、低炭水化物食での低下が、低脂肪食より勝っていることが明らかで、有意差のある効果の差でした


 以上の結果から、低炭水化物食、地中海食、低脂肪食に伴なった、血中脂質パラメーターにあって、中性脂肪、HDL-コレステロール、総コレステロール/HDL-コレステロール比のいずれにあっても、低炭水化物ダイエット法が一番勝れている

 そして、LDL-コレステロールでは、地中海食ダイエットが優位にありますが、有意差があるほどではなかったのです


 つまりは、脂質のパラメータ改善にあっても、低炭水化物食ダイエット法が効果的で、取り分け、低脂肪食より勝れているのです

 そろそろ、我が国でも、低脂肪食ダイエット法についての認識を改めるべき時だと思います


 次回は、動脈硬化の促進や抑制因子との関係を検討します。


 (はてな日記では、『日常茶飯の「こころ」・・81・・俯瞰思考;価値観の幻想;ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・39・・レトロモダン(RetroModern)及びネオテニーイズムの光と陰; 日本の混沌・・2(Neotenyism)を話題とします)

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の基・・15・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』を話題とします)

 (Googleでは、『オタピーラプソディー;『脳力』は『健康力』を・・5・・『健康力』の常識は変わっている・・4・・『メタボの罠ー『病人』にされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書〉』を話題とします)

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Last updated  2008/09/19 08:56:05 AM
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2008/09/18
 

Dr.ビュートのThe アスクレペイオン;
 ベスト チョイス ガイド: テイラーメイド栄養・食餌療法(Tailor-Made Dietetics)・・41



 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・27・・国際的学術評価ナンバーワンのダイエット法; 低炭水化物、カロリー・蛋白質・脂肪摂取制限なし

 ・ 二年間におよぶ低炭水化物食、地中海食及び低脂肪食ダイエット法の優劣比較・・4・・BMI,ウエスト、血圧への影響


 前回、低炭水化物食、地中海食、低脂肪食による二年間の体重減少の経過と優劣について取り上げました

 低炭水化物食ダイエットを続けたグループで、一番の体重減少が得られたことを示しました

 そこで今回は、二年間にわたり、それぞれのダイエット法を遵守した人たち272名の体重減少とそれに伴なってのBMI(Body Mass Index,体格指数)、ウエスト、血圧の変化を検討します


     低炭水化物食、地中海食、及び、低脂肪食ダイエットを二年間継続後の体重減少、BMI、ウエスト、血圧への効果

   
           低炭水化物食   地中海食   低脂肪食
   
  体重減少(Kg)   ―5.5     ―4.6   ー3.3

  BMI        ―1.5     ―1.5   ―1.0


  ウエスト(cm)   ―3.8     ―3.5   ―2.8

  血圧(mmHG)
   
   最高血圧    ―3.9     ―5.5   ―4.3

   最低血圧    ―0.8     ―2.2   ―0.9

  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


  以上の如くの結果でした

   体重減少とBMIは、統計的な有意差を持った差となりました

   BMIは、低脂肪食の改善は体重減少ともども低炭水化物食と地中海食に比してよくないことが判ります

   
   ウエストについては、低脂肪食で良くありません

   血圧については、最高、最低のいずれにあっても、地中海食が一番の低下となっていますが、他の方法に比して、有意差のある効果とはなっていませんでした

 既に取り上げました、「Comparison of the Atkins, Zone, Ornish, and LEARN Diets for Changes in Weight and Related Risk Factores Among Overweight Premenopausal Women, by C.D. Garedener,JAMA,297,969~977,2007)による論文では、地中海食ダイエットは残念ながら取り上げられていませんが、一年間の閉経前の女性を対象とした介入栄養ランダマイズド試験では、体重、BMI,ウエスト、血圧のいずれにあっても、低炭水化物ダイエット法のThe Atkins法が一番でした。


   次回は、脂質に対する効果を検討します


 (はてな日記では、『日常茶飯の「こころ」・・81・・俯瞰思考;価値観の幻想;ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・39・・レトロモダン(RetroModern)及びネオテニーイズムの光と陰; 日本の混沌・・2(Neotenyism)を話題とします)

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の基・・15・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』を話題とします)

 (Googleでは、『オタピーラプソディー;『脳力』は『健康力』を・・5・・『健康力』の常識は変わっている・・4・・『メタボの罠ー『病人』にされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書〉』を話題とします)

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Last updated  2008/09/18 08:40:06 AM
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