2007/06/15(金)06:56
トッピクス!!・・1・・コレステロールが必須
「コレステロール 脳の発達に必須」と日経新聞が論文紹介
本日(2007年6月14日)の日本経済新聞社に、「コレステロール 脳の発達に必須 産総研が解明」
と報じています。
我が国の産業技術総合研究所・小島正己主任研究員が、アメリカの科学誌「ジャーナル オブ ニューロサイエンス,J. Neuloscience」の電子版に、この13日に報じられたばかりの論文とあります。
コレステロールが脳の発達に欠かせないことを突き止めたと、その内容紹介です。
神経栄養因子(BDNF)がコレステロールの合成を促して、神経細胞を成長させると言うものです。
つまり、神経細胞の成長には、コレステロールが必要だということになります。
それによって、神経の情報伝達機能を維持、強化したのです。
アルツハイマー病などの治療薬開発に結びつく成果だと期待されているのです。
既に取り上げてきましたように、人が必要な体内のコレステロール量は、100~150グラムぐらいですが、その四分の一は、脳に集中しています。
つまり、脳神経系は、他の臓器や組織より、コレステロールを必要としているのです。
低コレステロールの人達に、事故死や自殺死が増加するとも紹介したとうりです。
さらに、うつ病傾向の人も、低コレステロールで、多いと言われています。
高齢男性では、低コレステロールの人が多くなるのですが、そうした人達に、記憶力や意欲の低下傾向にあり、不安、心配性の消極姿勢が強くなるように思います。
脳の老化やアルツハイマー病や認知症予防にコレステロールが大切だとの事実の解明に通ずる論文と思います。
また、若年者にあっても、脳の発達、成長に、コレステロールが重要だということになります。
脳出血も、低コレステロールで増すのですから、脳神経系にとって、如何に、コレステロールが大切かが判ります。
(Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・7」」を取り上げています)
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