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低コレステロールへの常識を改めよう

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ルキシト@ Re:低コレステロール血症を改善する元祖・・209(10/06) 健康志向が高まりダイエットが盛んですが…
わだわだわだ3346@ ありがとう! 前にコメントで見かけたお小遣いサイトす…
mkd5569@ Re:低コレステロール血症を改善する元祖・・111(11/27) 健康にはきをつけたいですね。 ランキン…
mkd5569@ Re:低コレステロールを改善する元祖・・91(10/11) よませてもらいました~。 またきますね。

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2008/07/23
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Dr.ビュートのThe アスクレペイオン;
 ベスト チョイス ガイド: テイラーメイド栄養・食餌療法(Tailor-Made Dietetics)・・28



 ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・14・・痩せすぎは肥満より死亡率は高い・7

 ・BMIが25から30が死亡の危険性は一番低い

 今回は、年齢とBMI(体格指数)と関係する死亡危険の増減を話題とします。

 前回までに取り上げてきましたK.M.Flegalらのグループによる論文(Excess Deaths Associated With Underweight、Overweight、and Obesity,JAMA,293,1861~1861,2005)に発表されています

 国際的に高いレベルの雑誌・JAMAに掲載された論文です。

 既に取り上げてきましたNHANES(National Representative National Health and Nutrition Examination Survey)による調査からのデータです。

 正常範囲といわれる、BMI18.5~25未満(18.5to<25)での死亡危険を1とした場合の他のBMI値(<18.5, 25to<30, 30to<35, 35=<)との相対的な死亡の危険性の比較です

 数値が1より大きければ、死亡の危険が増したことになり、逆に、1以下では死亡の危険が低下したことを示します

 以下に表とします。


               年齢別BMIと死亡の危険性の増減

  BMI値         年齢
           25~59歳  60~69歳    70=<歳

 <18.5         1.38        2.30       1.69

 18.5to<25      1.00       1.00       1.00

 25<30                0.83            0.95            0.91

 30to<35             1.20            1.13            1.03

 35=<                  1.83            1.63            1.17
          
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 MBIが18.5<(18.5以下)の痩せ過ぎ(Underweiht)では、1.38, 2.30, 1.68といずれの年齢でも、BMIが正常域といわれる18.5to<25(18.5以上25未満)より死亡の危険は増しているとわかります

 取り分け、年齢が60~69歳では痩せすぎが危険なことを示しています。

 高齢者での危険性の増加のみならず、25~59歳でも、その死亡の危険が増すことは明らかです

 次に明らかなことは、MBIが正常範囲と言われる18.5to<25よりも、チョイ肥満(Overweight)のBMIが25to30の範囲にあると死亡の危険性は低いことが判ります。

 つまり、既に前回までに示してきましたように、心筋梗塞などの心血管死亡のみならず、ガン、感染症などすべての死因を含めた死の危険は、BMIが25以上で30未満の範囲にあるのが一番減ることを示しているのです

 BMIが30以上の肥満(Obesity)となれば、死の危険性は増す傾向となります。

BMIが30to<35(30以上35未満)では、年齢が25~59歳の比較的若い世代の人たちで高めとなることを示しています。

 しかし、本格的に肥満が危険となるのは、BMIが35以上の高いレベルにならないと、その死亡の危険性が増加しないのです

 この事実は、アメリカのように、日本より4倍以上の心筋梗塞死亡が多い国にあっても、BMIが35以上とならなければ、心筋梗塞などの心血管性疾患による死亡の危険性は、あまり増加しないとなります

 わが国では、BMIが35以上となる人たちは、2002年度で、0.3%に過ぎません。

 わが国でも、既に、死亡の危険性が一番低いのは、「チョイメタ」と言われるBMIが25以上だとのデータが出ています

 しかし、わが国では、BMIが25以上をひとまとめにして肥満グループとしてデータを出しているのがほとんどです

 それ故に、BMIが30以上のみならず、本格的に心血管死亡が増すBMIが35以上を区別していません

 むしろ、逆に、BMIが25以上30未満で、死亡の危険性が低下するとの事実がはっきりさせないような条件となっています

 そして、50歳~69歳の人たちでは、BMIが18.5以下の痩せ(Underweight)では、2.3倍の死の危険性が高いことになり、BMIが35以上の肥満の危険性1.63倍より高いレベルにあることが判ります

 つまり、超肥満より、痩せの方が命の危険が増すことになるのです

 
 上述の表から明らかなように、現在、段階の世代に当たる60歳以上の人たちにとって、BMIが25以上30未満ならば、“メタボ、メタボ”と一生懸命に、その低下に努力する方が死亡の危険性が増すことになってしまうのです

 逆効果となっていると言えます。

 わが国で、BMIが30以上で、要注意となるのは、25歳~59歳の人たちで、本格的なBMI低下が求められるのは、BMI35以上の人達なのです

 つまりは、体型、ファッション性などが問題でなければ、BMIは25から30に維持することが死の危険性が一番低いと言うことです


 (はてな日記では、『日常茶飯の「こころ」・・76・・俯瞰思考;価値観の幻想;ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・34・・茶の湯と夏目漱石・・1』を話題とします)

 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の基・・15・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』を話題とします)

 (Googleでは、『オタピーラプソディー;『脳力』は『健康力』を・・5・・『健康力』の常識は変わっている・・4・・『メタボの罠ー『病人』にされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書〉』を話題とします)

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Last updated  2008/07/23 12:30:41 PM
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