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カテゴリ:低コレステロールの危険
Dr.ビュートのThe アスクレペイオン; ダイエットのハウツーを知っておこう!!・・16・・痩せすぎは肥満より死亡率は高い・9 ・BMI、年齢群別と心血管疾患死亡の増減 今回も、前回の論文中の図の1から、数値化して、BMI(Body Mass Index,体格指数)と年齢グループ別と心臓血管や脳血管などの障害による死亡の増減傾向を検討してみます。 BMIが18.5から25未満での死亡危険性を1として、他のBMIとの比として、死亡危険性の増減を示します。 数値が、1以上では死亡の危険性の増加を意味し、1以下の場合は、死亡危険性が低下したことを示します。 BMI 年齢 25~59歳 60~69歳 70歳以上 <18.5 0.18 0.9 1.8 18.5to<25 1.0 1.0 1.0 25to<30 0.8 1.1 0.9 30to<35 1.6 1.5 1.3 >=35 3 2 1.5 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 心血管性疾患による死亡は、いずれの年齢グループにあっても、BMIが30以上で、死亡の危険が増すことになり、BMI35以上で顕著な死亡の危険性が増す傾向にあることがわかります。 ・ BMI<18.5では年齢グループによって、次のような傾向があります。 25~59歳では、心血管疾患による死亡は、0.18と著しい低下が認められます。 しかし、70歳以上では、逆に、BMIの18.5未満では増すことがわかります。 つまり、高齢に伴なった痩せの人では、BMIの低下しすぎると、心血管疾患による死亡の危険は増すのです。 ・ BMIが25以上30未満にオーバーウエイトの条件にあって、25歳~59歳では、0.8であり、70歳以上の年齢グループにあっては0.9と、BMIが正常域といわれる18.5以上25未満での心血管疾患による死亡の危険性は、低くなっていることを示しています。 ・ BMIが30以上35以下の肥満条件となりますといづれの年齢グループにあっても、心血管疾患による死亡の危険性が増すことになります。 ・ BMIが35以上の肥満条件になれば、心血管疾患による死亡の危険が明確に増加するのが明らかとなります。 以上より、ガン死で、BMIが25以上から30以下の条件で、最低となるように、心血管疾患死でも、低いレベルとなるとわかります。 心血管疾患死は、BMIが30以上、取り分け、35以上の場合は、著しく増加することになるのです。 つまりは、心血管疾患死の危険を低下させるためには、BMIは、特別の理由が無ければ、25以上30以下とするのが、ガン死の危険低下ともども含めれば、安全だと言うことです。 (はてな日記では、『日常茶飯の「こころ」・・76・・俯瞰思考;価値観の幻想;ハイカルチャー、ポップ、キッチュ、サブカルチャーの界を紛らかす・・34・・茶の湯と夏目漱石・・1』を話題とします) (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、『メタボリックシンドロームは、酸化ストレス・慢性炎症・・15・・「酸化ストレス・慢性炎症」が動脈硬化性疾患の基・・15・・脂肪細胞・組織と酸化ストレス・慢性炎症・・9』を話題とします) (Googleでは、『オタピーラプソディー;『脳力』は『健康力』を・・5・・『健康力』の常識は変わっている・・4・・『メタボの罠ー『病人』にされる健康な人々』(大櫛陽一著、角川SSC新書〉』を話題とします) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008/08/01 08:30:34 AM
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