低コレステロール血症を改善する元祖・・41
ダイエットなどによる低コレステロールとなれば、何故に、素肌美障害となるか・・27・・コレステロール・その4・細胞膜安定化・・血管・皮膚 今や、動脈硬化性疾患としての心筋梗塞や脳梗塞などは、血管の炎症に始まるとLibbyグループによって発見され、明確になっています(Libby P., Atherosclerosisーthe new view,2002)。 長い間、コレステロールが悪者扱いとなってきましたが、コレステロールのアテロームと言われるような動脈血管への沈着は、その結果だったのです。 血管の炎症を誘発するのが、細菌、ウイルスや生体が異物と認識するようなものが侵入した時などが典型なのです。 動脈硬化性疾患の危険因子と言われる喫煙、糖尿病、高血圧が関与しての炎症促進のみならず、近年、話題となるメタボリックシンドローム(メタボリック症候群、代謝症候群)で、内臓脂肪蓄積で増加する内臓脂肪細胞が分泌するアディポカイン(アディポサイトカイン)の分泌異常が炎症を誘発、促進すことが問題となるのです。 そうした炎症によって、血管に傷がつくと血小板が凝集し、コレステロールはその傷を修復する、大切な役割を果たしています。 それ故に、動脈硬化の抑制には、如何に、血管の炎症を抑制するかにあるのです。 皮膚が傷ついて、擦りむけたり、床ずれが出来たりした時、血小板や白血球が集まり、凝集してカサブタが出来て、被い、修復される経過と、同様なのです。 むしろ、低コレステロールの方が問題だと言うことは、低コレステロール血症で、脳出血が増加することを見ても、明らかと解ります。 血管の安定化や修復力が低下するからと言えるでしょう。 皮膚の擦りむけ、床ずれでも、低コレステロールがあると、細胞膜が安定化した修復が困難となるのです。 素肌美は、表皮の角層細胞の分化、成熟にとって、新しくリニューアルが誘導されています。 その調節には、コレステロールとコレステロールエステル型の硫酸コレステロールが関係して、行われているのです。 コレステロールによる細胞膜の安定化が動脈血管にとって、如何に大切であり、若々しい血管を保つことは、素肌美にとっても、生命線と言えるのです。 つまり、若さを保つための必要条件は、まず、血管にありとなり、コレステロールが必要不可欠なのです。 (Dr.BEAUT・ソフィーリッチでは、「動脈硬化性疾患の新たなる危険因子・・BMI/痩せが危険を・・3」を取り上げています) (Googleブログでは、