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テーマ:障害児と生きる日常(4433)
カテゴリ:未分類
いつも通っている市営プールの出来事。
夕方、プールの入口でお子さんを抱えた男性が荷物を持ってしゃがんでいました。 たぶんお父さんが、障害のあるお子さん(もうとても大きい青年といった方ですが、)をプールに連れてこられて、これから帰るときだったのだと思います。 息子さんはそのお父さんと同じ位の体格で、荷物も持っておられたので、私は「お手伝いしましょうか」と声をかけました。 お父さんは「いやいや大丈夫です。」とおっしゃいました。 その時、一緒にいた3歳半の三男が、「ママ、変な人がいる、変なお兄さんだよ」と大きな声でいいました。 私が「変なお兄さんじゃないよ。」と答え、お父さんに「申し訳ありません。」とあやまりました。 お父さんは「いやいや、構いませんよ。」と赦してくださいました。 アスペルガー症候群の長男を連れていると、その障害のわかりにくさ故に何とも恥ずかしく辛い思いをすることが良くあります。 だから、内心「はっきりと見た目でわかる人はいいじゃないか」と考えることも良くありました。 優しくしてもらえるし、福祉の助けも受けられるし・・・。 しかし、まだわからないとは言え三男のストレートな言葉。 きっとそんな言葉や冷たい視線にさらされ続けてこられて、これからもさらされていくんだなーと思うと、今まで自分が考えていた、「はっきりわかる人はある意味、良いじゃないか」という思いがとても恥ずかしいものに感じられました。 いつも比べ合わず受け容れ合いたいと口では言いながら、心の中では全く違うことを考えていた自分の罪深さを思い知らされました。 言葉の出ない自閉症の子を持つ友人は、「○○ちゃん、ママって言えたのね~」という夢を見て目が覚めると話してくれました。 何とも切ない気持ちです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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