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2006年02月19日
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カテゴリ:母のひとりごと
今日、長男が通う障害児向けの塾の面談がありました。
長男は勉強をみてもらうことよりも、先生との人間関係を大事にしてもらっています。
思春期、青年期に渡っていろいろなトラブルが起こったとき、心の支えになってもらいたい、父親にはできない「社会性の手本の男性」になってほしいという希望があるからです。

来年度から下校時間が遅くなり、時間変更をお願いしなければならないことで打ち合わせしました。

話し終えて先生がふともらしたことがありました。

もうずいぶん昔の話。
この塾を立ち上げて最初の頃に、通ってきていた不登校の男の子がいたそうです。
お父さんは高名な医師。特にぜんそくやアレルギーで名が知れ渡る名医といわれる人。
しかし家族はバラバラで崩壊していたそうです。

お母さんも子供に興味がなく、お姉さんは16歳で妊娠して家出したそうです。感受性豊かな男の子は不登校になりながらも、先生の立ち上げた塾に通いつつ、明るさを取り戻しつつあったとき。

ひどい喘息の発作を起こし、そのまま亡くなってしまったそうです。

先生は「塾の歴史の中で、私にとって辛い思い出のひとつなのですよ。夫婦が向き合っていない、経済的に破綻しているといった『家族としての形態が崩れている』ときには、不登校の子が立ち直れないことが多いのですよ。」
と話していました。

人間の赤ちゃんは全く無防備な状態で産まれてきますね。
馬や牛のように、しばらくすると立ち上がって走ったりしない。

男の子は喘息のために亡くなったのだが「愛を与えない」ことだけで、子供の命を亡くしてしまうことってあるのだろうか。
考えすぎなのかも知れないけれど、男の子の死は私にとって辛い話でした。





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最終更新日  2006年02月19日 19時34分55秒
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