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テーマ:今日のこと★☆(106266)
カテゴリ:母のひとりごと
長男の出産まで勤めていた会社から、OB会のお誘いハガキが届いた。
退職してもう10年以上たつんだな・・・。 あるホテルチェーンの本社に勤務していた。 生意気で自分は仕事ができる、なんて勘違いしてえらそうにしてた。 それでも優しいオヤジたちは、プライドばかり高い私に優しく接してくれた。 今よりもっと精神的に不安定だった私は、しばしば不安発作を起こしてホテルの屋上に逃げた。黙ってついてきてくれて、何も聞かずただそばに座っててくれた副支配人。 私がイライラして煮詰まっていると、何かと理由をつけて外に連れ出してくれた企画部長。 あの時は不満ばかりこぼしていたけれど、今思い出すとなんと優しい人に囲まれていたことか・・・。 前の派遣先で、図面折りばかりさせられてたことが、その企画部長の下で働くときには役立った。 そのときに「前の職場では図面折りばっかりさせられて・・・って文句言ってたけど、ここでこんなに役立つなんて思いませんでした」と部長に話すと 「世の中に何一つムダなことなんてないんだよ・・・」と教えてくれた。 戦略的バリアフリーに熱心な企画部長は、十数年前からあらゆる障害を抱える人にインタビューしたり勉強会に参加したり、たくさんの社内の人間を巻き込んで動いていた。 当時は「遊んでる」なんて陰口をたたかれていたのだが、最後にはバリアフリーホテルとして内閣総理大臣賞を受賞することとなった。 それまでは障害者といえば、足が不自由な人、目が見えない人、耳の聞こえない人、知的障害のある人くらいしかイメージできなかったけれど、こんなに色々な障害を抱えた人たちが生きてる、ということを少し知る機会になった。 それで出産ギリギリまで働いてうまれた子供が、発達障害を抱える長男。 まるで長男を育てるための下地を作っていたような・・・。 10月の日程が書いてある。 発起人を見ると、懐かしい名前ばかり。 前回会社に顔を出したのは、内閣総理大臣賞受賞パーティのときだった。 まだ三男がやっと歩き出した頃で、ゆっくり話していられないころ。 今回はもうみんな小学生になった。 日曜の昼間だし、参加しようかな? 集まってくるのは、オヤジたちばかりだろうな。 みんなオヤジがオジイサンになってるかな? 私も当時は20代~31歳だったから、お姉ちゃんがオバサンになってしまったわけで。 こんな大人の集まりに参加してもいい齢になったかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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