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テーマ:障害児と生きる日常(4431)
カテゴリ:学校生活
昨日の朝、たくさんの荷物を抱えて登校していった長男は、またまた相当に重い荷物を持ち帰った。
特別支援学級に在籍する長男は普通級の教科書を使わない。 だけどもらってくる。 いつもは2学年ほど下のものを。 でも今年は6年の教科書をもらってきた。 それを嬉しそうにどーんとテーブルの上に並べて喜々として長男が言った。 「ママ、先生がね『今年はたくさん6-3で勉強しようね』って言ってたんだよ。」と。 一ケタの引き算ができない人ですから。 主治医は交流学級に給食で行くことさえも、反対している。 それが毎週水曜だけならまだいい。 交流学級で過ごす時間が長くなればなるほど、長男が気付かぬうちに心の中にどんどん疲労が蓄積する。 長男は難しい状況になると、ファンタジーの世界に没頭するようになる。 今は現実を認識し、リラックスのためにファンタジーの世界がある。 でも、もっと現実が難しくなるとファンタジーの世界が彼の中でどんどん大きくなっていって現実を支配するようになる。 主治医も私もそれを心配している。 以前の個人面談で「中学では普通学級に行かせるつもりは、全くありません。」とはっきり伝えた。以前の連絡帳でも「支援学級で進路を決めさせる」と書いた。 それでも、学校では長男を普通級に送り込もうと動いてる。 まだ「甘やかしてる」と言われなきゃならないの? 以前担任の紹介でアスペルガー症候群の成人のお嬢さんを持つ方と電話で話した。 「あなたのお子さんのような子が特別支援学級にいるのは、これからの特別支援教育の方向性にはなじまない。 世の中には辛いこともたくさんあるんだから、今からそんなこと言っていてどうする」みたいなこと言われた。 私はウチの子をその絵に描いたモチのような「特別支援教育」の、特別支援教育の開拓させるようなリスクを負いたくない。 中学生という難しい世代。 まず「保護ありき」だ。 世の中が厳しいのは十分わかってるさ!だから今長男と一緒にがんばってるんじゃないか。 軽度発達障害を抱える子は、どうしても怠け者だとか、変なヤツだとか、ふざけてるとか言われる。親のしつけができてないと勘違いされる。 私は親として完全じゃないことは明らかだけど、長男を甘やかしてきたことなど断じて、ない。 今朝の連絡帳には、 「私たちは普通級に進学させることを全く考えていません。主治医も反対しています。 どうか長男を混乱させるようなことをしないで下さい。 長男を混乱させないために、親と学校の足並みをそろえる必要があると思いますので、話し合いの時間を持っていただきますようにお願いします。」と書いた。 長男は「普通学級に行く!特別支援学級はいやだ。特別扱いされたくない。」と泣き叫ぶ。 でも彼は爆弾を抱えてる。 結局、行き場がない。 普通級に行けばお荷物になり、支援学級に行けば「えらそうに」と言われる。 特別支援教室でどこまでやってくれる? そんないい話は聞いたことがない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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