|
カテゴリ:母のひとりごと
たぶん1950年代かそれ以前のSマーク入りのセイコースーパー。 これが私のたからもの。 この時計は結婚したばかりの頃だから17~8年前。 古い時計に興味があって、労働者諸君が集う質屋にふらりと立ち寄ったときに3000円くらいで買ったもの。 アンティーク時計についての知識はなく、何となくこの風情に惹かれどうしても手元に置きたくなった。 その後しばらくの間動いていたのだが、気付けば動かなくなり、子育てなどで腕時計などする機会もなく、ずーっと引き出しの奥に入ったっきりになっていた。 あるときふとこの時計のことを思い出し、昔からやっている時計修理センターに持ちこんだ。 腕の良い職人さんがきちんとオーバーホールしてくれて、傷がついていた表面のガラス(いやいやガラスではなくプラスチックみたいなもの)を新しく付け替えて本当に調子がよくなった。 手巻きなのだが、時間を合わせておくとほとんど時間の狂いはない。 たぶん今のコンディションでオークションに出品したら、結構な価格がつくに違いないとふんでいる。手放す気はないですけど! そのときについていた時計バンドが切れてしまった。 バンド幅は14mm。 これは今の規格では女性サイズの最大幅くらい。 でも私の手首は太く、女性サイズではロングサイズじゃないと厳しい。 男性サイズは16mm以上のものが多く、時計の幅に合わない。 しばらく探してみた。 安っぽいバンドは合わせたくないし、オーダーとなると相当に高い。 時々、思い出してはチョコチョコ検索していたところ、ちょうど良さそうな時計バンドを発見。 さっそく届いたものを装着してみると、時計にもピッタリ、私の腕にもピッタリ。 でかける予定もないのに、なんとなくこの時計をつけてみた。 なんだかとても楽しい気分になった。 この時計を修理してくれた職人さんたちも高齢の方々だったから、また近いうちにOHに出したい。 たぶんもう60歳近いこの時計・・・あと40年、私とともに動いていてくれないかな? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[母のひとりごと] カテゴリの最新記事
|