映画と小説の保管庫

2007/04/30(月)18:56

アサルト13 要塞警察

アメリカ映画(467)

2005年  アメリカ/フランス   イーサン・ホーク  ローレンス・フィッシュバーン  ジョン・レグイザモ  マリア・ベロ  ガブリエル・バーン   ストーリーは、激しい雪が降り続くデトロイトの大晦日。年内で閉鎖となる13分署はすっかり閑散としていた。ローニック巡査部長はベテラン警官ジャスパーと警察秘書のアイリス、そして心理カウンセラー、アレックスたちとこの13分署で新年を迎えようとしていた。するとそこへ、吹雪のため刑務所に護送できなくなった凶悪犯ビショップら犯罪者たちが送られてきた。彼らを一時監禁するには人手が足りないと不安を感じるローニック。その矢先、何者かが署内への侵入を図る。ローニックはなんとかそれを阻止したものの、いつしか署は武装した男たちに包囲され、外部との連絡も完全に絶たれた状態となってしまっていた…。   少しカルト的な人気を博したカーペンター監督の【要塞警察】のリメイクです。 リメイクと言ってもオリジナル要素を詰め込んであるので、違う映画としても観れますよ。 【要塞警察】は傑作アクションと言ってもいいぐらい面白い映画やったので、このリメイクはは心配やったんですよ。 いろいろと酷評を聞いてたけど、あつぼうは普通に楽しめました。 警察署という空間に閉じ込められて武装集団に囲まれるのですが、この閉鎖的空間を巧く利用して闘うのが面白かったです。 ただ銃をぶっ放して闘うのではなく心理戦もあるのがいいですね。 絶望的な状況の中で生き残るために警官と犯罪者が手を組んで立ち向かうけど、お互いを信用してないので妙な緊張感がうまれてましたよ。 味方でありながら敵って感じです。 イーサン・ホーク演じるローニックなんですが、悪者に屈しないのは良いことですが、何も作戦を立てずに抵抗するから仲間が死んでいってしまいます。 やっぱり主人公やねんからもうちょっと作戦を立ててみんなをまとめるべきです。 過去に仲間が殉職してるのがトラウマになってるらしいけど、精神安定剤を飲むシーン以外にそれを感じるシーンがなかったです。 もっともっと苦悩して、この事件をきっかけに脱皮するパターンやと思ってたから肩透かしを喰らったみたいです。 そういう事もあってこの主人公には共感も出来なかったですよ。 あっそれと悪者軍団が弱すぎですよ。 やっぱり手応えのある相手の方が面白いですよね。 もともとB級映画のリメイクなんで、予想外の人が死んだりします。 結構豪華なキャストが揃ってるけど、誰が死ぬかは観てのお楽しみです。 その死に方のあっけない事・・・。 フランス人監督が撮ってるので、お決まりのハリウッド映画とは一味違った出来になってました。 特に全体的に漂う冷たい雰囲気はフランス人監督やから出せたんでしょうね。 評価 (3.0)

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