2007/05/24(木)00:51
鳶がクルリと
2005年 日本
観月ありさ 哀川翔 宇津井健 塩見三省 須藤元気 品川祐 庄司智春 通山愛里
ストーリーは、大企業の子供服開発チームでバリバリ働く28歳の女性、中野貴奈子。ある日彼女は、全力を傾けてきた新プロジェクトの企画が認められず落ち込んでいたところ、ビルに巨大モニュメントを設置するというまったく畑違いの仕事を命じられる。しかも工期はたったの2週間。戸惑う間もなくさっそく請け負ってくれる鳶職人を探して回るが、厳しすぎる条件に引き受け手が見つからない。“日本晴れ”ならできるかも知れないという噂を耳にした貴奈子は、やむを得ず因縁浅からぬその会社に話を持っていくのだったが…。
これは2時間ドラマの枠をこえる事が出来てないです。
2時間ドラマなら不満をいう事もなく楽しめたと思うけど、映画となると結構不満が出てきます。
この映画は鳶職人とエリートOLのギャップ、そして交流を描いてるけど肝心となる鳶職の人たちの仕事ぶりがイマイチ描ききれてなかったです。
超高層ビルで仕事をしてる時なんか合成丸出しやったので、鳶職人がどれだけ危険な仕事かってのも伝わってこなかったです。
鳶職イコール背中に入れ墨を背負ってるって描き方も極端すぎてダメです。
それと観月ありさの服装がエリートOLっていうよりもジュリアナ世代のケバイお水って感じで哀しかったです。
これってスタイリストさんとかいてるはずですよね。
もし監督が意図的にこの衣装を選んだとしたら失敗ですよ。
あまりにもナンセンスなギャグが飛び出したりしてたけど、そんなギャグなんかなくして人情劇として描いてる方が面白かったはずです。
日本晴れの職人さん達が凄い良い人ばかりなのが救いでした。
特に格闘家の須藤元気の演技と裸が観れるのは良かったです。
意外と演技力はある方やったのがビックリでしたけどね(笑)。
ツミを演じた通山愛里の評価が高いけど、あつぼうは彼女の演技に違和感がありました。
無理に男言葉を使ってるのもあるけど、セリフが棒読みなんですよね。
キーポイントになるキャラなんでもっとしっかり演技の出来る女優さんの方が良かったのかも。
最近面白い邦画ばかり観てたから、この映画にはちょっと肩透かしをくらった気分です。
まぁ~これだけたくさんの邦画が作られてたら、こういう不発弾もありますよね。
評価(1.8)