映画と小説の保管庫

2009/01/24(土)00:06

少林少女

邦画(148)

2008年  日本   柴咲コウ  仲村トオル  岡村隆史  江口洋介  キティ・チャン   ストーリーは、今は亡き祖父の少林拳道場を継ぐため、中国にある“少林拳武術学校”で修行していた凛。三千日の厳しい修行を終え、“日本に少林拳を広めたい”との想いを胸に帰国した彼女を待っていたのは、廃墟と化した道場だった。途方に暮れた凛は、ひょんなことから国際星館大学女子ラクロス部の劉にスカウトされる。部員に少林拳を教えようと思い立ち、助っ人として入部した凛だったが、そんな彼女を特別な思いで見つめる男がいた。最強を追い求め続ける学長の大場雄一郎。彼は凛との対決を願わずにはいられなくなっていく。   【踊る大捜査線】の本広克行監督&亀山千広プロデューサーと【少林サッカー】のチャウ・シンチーが強力タッグを組み、柴咲コウを主演に迎えて贈るカンフー・アクション・エンタテインメント。 まぁ~これだけのメンバーが揃ってたら少しは期待してしまいますよね。 でもねこの映画全くの期待ハズレで面白くなかったです。 さすがに【カンフーくん】よりは面白かったけど、この2つの映画に共通してるのは駄作というのだけではなく敵のボスが学校の学長ってところまで同じなんですよ。 学園を舞台にしてるのに学長がボスって安易すぎますよね(笑)。 三千日の厳しい修行を終えた少女が日本で少林寺を広めるって事なんで、カンフーシーンを楽しみにしてたのですが前半は質の低いスポ根ドラマが展開されるのでガッカリです。 そのスポーツがラクロスっていうのも中途半端なんですよ。 少林拳を使ってラクロスをするのですが、【少林サッカー】のような爽快感もないしラクロスのルールが分からないから面白さも伝わってこないです。 ラストはブルース・リーの【死亡遊戯】を意識して作ったと思うけど、アクションが雑でカンフーの凄さが伝わってこないです。 柴咲コウも頑張ってたけど、あれぐらいのアクションならCGやワイヤーをもっと使った方が見栄えは良かったかも。 そうそうこの映画はCGを無駄に使ってるシーンが多すぎます。 カンフー映画なんか、SF映画なんか分からんシーンがありました。 去年は北京オリンピックに便乗してカンフー映画がたくさん制作されたけど、【カンフーパンダ】や【ドラゴン・キングダム】と面白かった洋画に較べて【カンフーくん】【少林少女】と駄作と呼ぶに相応しい映画を作った邦画 はっきりと明暗がわかれましたね。 評価(1.5)

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