映画と小説の保管庫

2009/02/15(日)00:13

クローズド・ノート

邦画(148)

2007年  日本   沢尻エリカ  伊勢谷友介  竹内結子  永作博美  サエコ   ストーリーは、女子大生の香恵は、引越し先のアパートで、前の住人が置き忘れた1冊のノートを見つける。ある日彼女は、バイト先で万年筆を買いに来たイラストレーターの石飛リュウと出会い、次第に心惹かれていく。そんな中、後ろめたさを感じつつも、ついノートを開いてしまう香恵。それは、真野伊吹という小学校の女性教師が書いた日記で、生徒との交流や、隆という男性との恋の悩みなどが綴られていた。読み進めるにしがたい、伊吹先生に憧れを抱き始める香恵。次第に伊吹の恋とシンクロするように、香恵もまた石飛への想いを募らせていくのだったが…。   どうしてもこの映画を観るとあの舞台挨拶が頭をよぎってしまいますよね。 舞台挨拶での沢尻エリカと映画の中で香恵を演じる沢尻エリカが同一人物とは思えないですよ。 沢尻エリカも良かったけど、それ以上に竹内結子が良すぎたので嫉妬してあの態度をとったのかなって勘ぐってしまいました。 竹内結子演じる伊吹先生に魅了されたあつぼうですが、あんな先生に教わった生徒って幸せですよね。 あの小学校の雰囲気って古き良き昭和って感じがして好きです。 日記で現在と過去を繋ぐ手法っていいですね。 この映画って光の使い方が巧みで過去がレトロチックに見えるけど、実際には数年前の過去なんですよね。 あの過去のシーンに温かみがうまれる光が観ていて心地よかったです。 香恵が想いを寄せる石飛なんですが、過去の女性を忘れられないのは仕方がないけど、窓枠のところに香恵を立たせて絵を書くけど、出来上がった絵の人物が伊吹先生になってるのはどうなんかな? これって何気にえげつない事をしてるって思いましたよ。 自分の絵を書いてもらってると思ってるのに、過去の女性の絵を書いてたってショックですよね。 まぁ~ここらへんは映画のラストのために必要なのかも知れないけど、ちょっと嫌な男に思えたので書いてみました。 香恵が「私じゃダメですか?」って聞くシーンがあったけど、メチャクチャ可愛くて思わず「OKです」って言ってしまいそうです(笑)。 先の読める映画やったけど最後には涙腺がヤバかったですよ。 評価(3.9)

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