最強の引退試合。
今日は朝から『ロッキー・ザ・ファイナル』を観て、超感動に浸っている状態。 隣りに奥さんが座ってなきゃウルトラ号泣していたところだったが、さすが恥ずかしいので必死で堪える。でも泣けた。試合開始まで随分と引っ張ったけど、その分余計に心に来た感じ。まんまとスタローンの戦略に見事ハマった。 「人生ほど重いパンチはない」 「どんなに打ちのめされても、諦めずに前へ進むんだ」 ・・・なんてクサいセリフもロッキーなら素直に受け入れられちゃうところがロッキーマジック。 試合ではチャンピオンが拳を痛めるアクシデントがあったり、今風のボクシング中継の構成、そして最後の決着なんかは妙にリアルさがあってかなりの特上作品だった。 プロレスは昭和の頃、毎週TV中継されてて、そのドラマチックな展開がとても魅力的でロッキーと通じるものがあった。そのなかでもリアルさがあった。今は少し作られ過ぎてる感が強い(ハッスルはあそこまでいけば、あれはひとつのジャンルで成立だろう)。その辺、何かしらロッキーにヒントを貰えればな~と思う。 一連の亀田劇場も『演出』と『リアルさ』がマッチしたからあそこまで盛り上がった。現状ではリアルさだけしか見られない。このままだと尻つぼみ。 世間の人たちって目の前の現実を求めているようで、実は虚構が大好き。意外とこのことに気付いてる人って少ないんだよね・・・。 ~『災い転じて福と成す』