コメディ小説「若君っ貴公子のご自覚をっっ」第3回
★コメディ小説「若君っ貴公子のご自覚をっっ」第3回しかしそこで頭に浮かんだのはアイの顔だった。幼なじみのアイは姉御肌でいつもなにかと相談に乗ってくれていい意見を聴かせてくれるのだ。迷うことなくアイの携帯に電話していた。「なに?どうしたの?今帰り道分かれたばっかじゃん?」アイは少し驚いたようだった。「イヤ、それがさ、なんかナカスギっていうゲームの会社からバイトしませんかって手紙が来てさ・・・」「へえー、いいんじゃない?迷ってるの?」「高給で優遇します、とか書いてあって・・・」「いいじゃん、いいじゃん、あんたの場合さ、少し引っ込み思案なんだから向こうから来てくれて願ったり叶ったりじゃない?」「うーん。。。」「ああ、なるほど、詐欺じゃないかとか心配してる?」アイはちょっと納得したようだ。しかし、そこで勢い込んで話を続ける「でもね、あんな有名な会社が一人の高1男子相手にそんなつまんない詐欺するかな?」「それは確かにね」「心配してないで飛び込んでご覧なさいよ。男でしょ?アレだったらアタシがついて行ってあげようか?」孝太はちょっとムッとした。そう言うところは変な男気があるのだつづく※この作品は最近別の名前で某ケータイ小説サイトに発表したものです。アニメ「鋼の錬金術師」グッズ特集1アニメ「鋼の錬金術師」グッズ特集2ゲゲゲの女房「水木しげるの本・特集」