テーマ:お勧めの本(7368)
カテゴリ:紫Books
少し前に、こんな紫色の帯のついた本が手に入りました。
絶妙な速メモ(速記)の技術 この本は、速記学校の理事長による、日本語を使う普通の人がふだん書いている平仮名・片仮名・漢字を使いながら、速記法で使う省略法を取り入れた「スピードメモ法」を使って、メモを今より3倍速くとることを目指した本です。 How to本ではありますが、決して堅苦しくなく、私たちが日常生活の中ででさまざまな言葉を省略している(既に“速記”をやっている)例や、笑ってしまう聞き間違いの事例など、たとえスピードメモ法が習得できなくても、最近ブームの日本語に関する読み物の一つとして楽しめます。 速く書くということに限って言えば、今まで使ってきた文字を使うとはいえ、身につかなければ、書きながら“うーん、これどうやって略すんだっけ?”と思っている暇に普通に書いてしまったほうが速いような気もします。 しかし、私はこれを読んで、「スピードメモ法」だからといって、必ずしもいつも急いで書く必要はないのではないかと思いました。主に漢字から仮名に省略していくので、見た目画数が少なくなり、雑然としていた手帳の中身をすっきりさせ、メモしたのにやり忘れるといったことを防ぐことができるのではないかと思います。 また、スピードメモ法自体まだあまり人に知られていないので、ケータイ・パソコンと違って、例えば彼氏・彼女に見られても読めないスケジュール帳や、親が勝手に開いても読めない日記をつけることができますし、数人で覚えれば、仲間内の暗号にすることもできそうです。 ふだん惰性で文字を書いている大人のぼけ防止、頭の体操としてもよさそうですし、子供が身につければ、少し大げさですが、これまでにない豊かな発想をする日本人が育つかもしれません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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