テーマ:ATV(146)
カテゴリ:ATV
ドリブン(リア)スプロケットの準備ができたので、駆動部の分解に入ります。 駆動ユニットは車体に付けたままで、ホイール・ハブ・キャリパー・ブレーキディスクを外していきます。 するとオイルシールが見えるので引き抜きます。 今回は日本製の新しいものに取り替えるので、変形してもかまわず抉り出しました。 ただ、再使用が可能な状態で取り出すのは難しいと思います。 オイルシールを外すと、ベアリングを止めているスナップリングが見えます。 これを先が細いラジオペンチで穴をつまんで取り外します。 スナップリング外しがあればいいんですけどね、けっこういいお値段しますよ。 次に外側のベアリングを外すのですが、ホイール取付ハブを入れてキャッスルナットで抜け止めをしてハブをハンマーで叩きます。 1箇所だけを叩くとベアリングがかじって抜けなくなるので、程よい力で満遍なく叩かなければなりませんよ。 180°方向の2箇所を交互にでもいいけど。 ベアリングはシャフトと一緒に抜けてきます。 ベアリングのインナーに衝撃を与えることになるので、ベアリングには良くないんですけどね。 シャフトにベアリングが刺さったままですが、カーポート製作の時に余った単管パイプの切れ端に刺して、ガンガンやったら抜けました。 ベアリングの外径と単管パイプの径がほとんど同じだったので使えた技ですね。 ベアリングのアウターを叩くことになるので、どっちにしろベアリングは再使用不可です。 両側のシャフトを抜いたら、駆動ユニットを本体から外します。 そしてデフを取り外します。 内側のベアリングはケースごとデフに刺さったままです。 内側のベアリングを抜くために作業途中で買ってきました。 3つ爪のギヤプーラーです。(3900円) これが無いと作業が進められないところでした。 ギヤプーラーでベアリングケースを引き抜きます。 ケースだけ抜けてベアリングが残ったので、同様にしてギヤプーラーで抜きます。 中心に刺さっているのはソケットです。 デフは中空軸になっているのでアテが必要です。 これもベアリングは再使用不可のやり方ですね。 本当はインナーに力を与えてやるのが物理的に良なんですが、構造上それは無理です。 他にやり方が無いから仕方が無い。 しかし、抜けたベアリングケースの内側を見て驚いた。 ベアリングがはまり込むところに塗装の後が。。。 普通はこういうところは塗装しません。 工業界の常識です。 この塗装を落とそうとサンドペーパーで軽く磨いてみて更に驚いた。 なんだこの機械加工は~。 こんなの見たことねーぞ! 酷い仕事するねぇ~。 ここまで来てやっとドリブンスプロケットの交換ができました。 交換するのに6本のボルトを抜くと、デフのケースがパカッと開いて中が見れます。 右上にあるリングを入れ忘れて、もう1回バラしましたけどね。 今回の分解作業は心強い助っ人が来てくれました。 別に呼んだわけではありません。 物好きな彼らです。 だけど単管パイプでベアリングを抜くアイデアは、左の彼のものです。 ギヤプーラーの購入を薦めてくれたのも彼です。 右の彼はryoくんです。 さすがに大人3人が集まると作業が早かった。 知恵も出し合えるし、力仕事も分担できるし。 分解作業が一番大変だから、すばらしいタイミングで来てくれたものです。 ていうか、ほとんど彼らがやってくれたようなもんです。 だってオレ~、身体中が痛いんだも~ん。(甘えています。) 次は組み立て作業です。 ここは1人でやります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 28, 2013 11:47:13 PM
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