あの事件・・・・・・あの時からかもしれない、彼らがこの計画に乗り出したのは・・・・オーガ内部 「何で俺があんな奴に・・・」 ディアボリグのその一言がキッカケだった。 彼はBTワイバーンとアストロナイツに負けたのだ・・・ 「こうなったら・・・」 スタッフ3人にディアボリグは指示した・・・ そう、あの事件『マスターデータ奪取』の計画である。 スタッフ3名はFFAのマスターデータを奪取した。 ディアボリグはそれを基に新しいACをうみだしたのである。 それが新型のあの機体・・・ライナスが考えていたACだったのだ。 彼はBTワイバーンに勝ち、その上評価も高くした。 「後はアイツか・・・」 彼が狙うのはアストロナイツ、BTワイバーンはウォームアップに過ぎなかったのだろう。 しかし、彼は見誤っていたのだ。 アストロナイツはそれ以上のACを出してきた。 「くそっ!」 ついには彼の計画にも暗雲が・・・・ FFAからのメッセージはこうだ。 「貴方方のチームに不審な点が見られるので施設の調査をさせていただきます。」 ディアボリグは『このままではまずい』と思っただろう。 FFAはメインアーキテクトの彼を問い詰めるであろうからだ。 FFAはグレイシャエリアのオーガ研究施設に対し、立ち入り捜査を行った。 当然、彼はいなかった。体調が優れない、という理由で聴取を拒否した。 聴取をされれば当然、今までの行為が水の泡になる。 ・NEWS FFA監察部は逮捕者(スタッフ3名であるだろう)の証言、任意で行われた関係者への聴取、オーガより押収した物的資料を総合的に判断し、オーガが組織的にAIの盗用を支持した理由は見つからなかったと発表した。 しかし、オーガCFデュエリングは無期限活動停止の裁定を受けた。 フォーミュラFへの参戦を禁止されたのだ。 ・その後、ディアボリグは姿を消す。 オーガのエンブレムが消えたが、Rリーグの熱狂は覚めやらない。 BTワイバーン、アストロナイツは確実に順位を上げていった。 2チームの勝負はライバル同士の戦い、そう見られていたかもしれない。 しかし、アストロナイツはさらに上を行く。 アストロナイツのアーキテクトは注目の的になり、5本の指で数えられるランクまで上り詰めた。 オーガは一定の間をおいて復帰する。 蛮行は目立つが、彼らなりのアセンブリが見られる。 ファンからの期待も少なからずある。 ディアボリグはこう思っただろう。 「自分なりのアセンブリで奴らを負かせてやろう」と。 (END) ジャンル別一覧
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