あっぢっじょー　（--？

店が終わってから、主人と息子と三人で花火を見に行った。
主人が花火好きで、結婚する前、二人でたくさんあちこちの
花火を見に行った。
花火を観に来る人達のざわめきと、
花火に照らされる主人の横顔が好きだった。
結婚してから、花火を見に行く回数がすごく減った。
１年目は主人が不倫中だったから、私に「一緒に花火に行こう」
って言わなかった。不倫相手と行ったのかどうかは知らない。
２年目の夏はＢＡＢＹが誕生していて、遠くから花火を見た。
そして、今年。まだ息子は花火が怖いので少し離れた所から
観る事にした。

花火を見ると、主人と仲良く見ていた時の事を思い出して、
悲しくなる。
花火に照らされる横顔も見たいと思わないし、
楽しかった想い出を台無しにした主人の事が、また許せなくなる。
私も花火好きだったのに・・・今はみると辛い。

でも、晩夏の花火はとてもきれいだった。
腹に響く音が、なんとなく主人を責めているようで、
すこしさっぱりした。